今日は、昨日のSF短歌コンテストの続きで、口語短歌の情報を紹介します。
たまたま、この号の『文藝』を面白そうなので、図書館で借りていました。
で、内容を確認して、電子書籍で購入しております。
(『文藝』は分厚いので、掲載された小説を、手描きの色ペンでの分析読みが目的でない限り、電子書籍で買うことにしています)
その特集「うたのことば」での、口語短歌についての、あれこれといった対談がすごく面白かったです。
特に、対談中で、塚原邦雄から引いて、穂村弘に繋げ、俵万智のキャラクター性やら、
「人生派・短歌」と「言葉派・短歌」の対立構造は、そのまま現代詩における、
「抒情詩・人生派」と「象徴詩・言語修辞派」の二つの潮流と完全に一致していると感じました。
青松輝さんの、この「人生派/言葉派」を、その要素はどちらにもかぶっているから「意味/テクスチャー」と見るべきとの意見は、達見だと思います。
僕は遊びと言語感覚の訓練として、新聞や一般の公募短歌賞へ、たまに出す程度しか短歌は作りませんが、
時々『角川短歌』は買ってしまい、読んだことがあります。
(短歌教室には何年か複数、通った経験はあります)
すると、結構ディープな内容すぎて、かえって、短歌界がどこへ行っているのかわからなくなります。
今回の、この「うたのことば」で、口語短歌のムーブメントがお陰で、きっちりと把握できました。
俵万智さん、枡野浩一さん、穂村弘さん。
この御三方の、短歌界での位置付けが今まで、僕にははっきりしなかったのです。
この特集により、やっと、よく分かりました。
(その理解は、個人的な好き嫌いのこととは無縁です)
俵万智さん(’86年・第32回角川短歌賞の受賞デビュー、’87年歌集『サラダ記念日』200万部ベストセラー)。
穂村弘さん(’86年・同賞の次席でデビュー。’90年歌集『シンジケート』で一部の若手歌人に注目を集め、影響は大)。
枡野浩一さん(’95年・第41回角川短歌賞の最終候補でデビュー、’97年・「マスノ短歌教」を連載。特に歌人というより小説・エッセイや、テレビNHKの講師などタレント業も……Wikipediaで補足)。
この口語短歌の祖を誰にするかで、人によりかなり違うんですよ。
僕は、この3人を知ってはいたものの、その前後関係がはっきりせず、苦慮してました。
(御三方の上記の歌集は、全部、持っているか、目を通しておりました)
中には、熱烈なファンがいて、やんわりと歴史を指摘しても、「違う!」と食ってかかる人もいたので。
いちいち、説明するのが面倒だし、デビュー時期と僕の認知時期とかが曖昧で漠然としてので、困ってました。
穂村さんは、近年、詩の選考をされたり、小説のそれこそ文藝賞の選考委員になっておられますので、僕の関心領域でかなりお見かけします。
俵万智さんは、歌人の枠を超えた、国民的な認知度があり、もう著名人や文学史上の存在ですよね。
枡野浩一さんは、たぶん熱烈なファンがいたり、僕の好きな木下龍也さんや岡野大嗣さんといった若い「ニューウェーブ短歌」と、
一部で呼称される流れにある気がしています。
あらっ、軽い気持ちで書き出して、気がつくと、一大解説になっている。笑
あと、木下龍也さんと岡野大嗣さん以外にも、短歌教室を受講したことがある方では、口語短歌系では、江戸雪さん。
今日は仕事が臨時で休みなので、創作に頑張ります。












