朗報です。
といっても、僕のことじゃなく、僕の知り合いの方のことなんですが、
大賞でした。
その方が「ニッサン童話と絵本のGP」童話部門の。
12月の時点で、入賞されたことは、どこかは仰られなくても類推して、そこだろうとわかっていたんですが、
まさか出版される大賞だとは、昨日、連絡してもらうまでわかりませんでした。
まあ、守秘義務がありますからね。
ご存知のように、ニッサン自体が大変な状況にあるので、
この長く続いたコンクール協賛も果たして来年度もあるのか、すごく心配しております。
一応、来年も「佳作に当選したことすらない」僕も応募するつもりでおります。笑
その知り合いの紫野さんへ、実はコンクールの存在を紹介したのも、応募するように「2・3日あれば、10枚ならきっとかけますよ」と直前に励ましたのも、僕だったんですが、
その僕はここ数年ずっと応募しても、一度も入選すらしたことがないです。
うーん、やっぱり問題だな。
でも、心から我が事のように嬉しいんです。
ほんと、嘘偽りもなく。
僕の天命はこうしたアシスト仕事もある、と自覚できているので。
何より、僕の知識や学びも少しでも役立っているようなのが嬉しいです。
僕自身の立身出世(?)も計りたいですが、周りをアシストするのが、元々の生業ですし、すごく関心があるんです。
バドミントンだった、ずっと何十年もコーチしてきましたから。
才能を育てる喜びは、きっとわかる人にしかわからないとは思います。
自分自身の閉じた殻を越えて、集合知を共有する喜びで、また教える側であるはずの自分自身も成長する。
そうした現象をずっと見てきましたから。
己は万人のため、万人から己も貰う感覚でしょうか。
たぶん、僕だけのためなら、こんな苦しい創作や学びの毎日を何十年も続けられませんでした。
綺麗事じゃなく、心からそう思います。
せめて、誰かのヒントになるから……。
このブログで、日々の発見や諸々をできるだけ正直に書いていること自体も、そうしたスタンスからです。
人類は、日本人は、そうした無私の文化の中で、進歩してきたんだ、と信じています。
一粒の麦、種がやがて、大輪を咲かせる。
そう祈って、自分も進めるところまで、登って行こうと思っています。
これが、日本人ですよ、みなさん、ですよね?
僕自身の才能は微々たるものでも、先人に学ぶことで、ここまで来ましたから。
蟷螂の斧の、小さな虫にも、カマキリの武器は持っているんです、その小さな斧で前向きに戦いたい、です。
漱石の「則天去私」の境地には、まだまだ程遠いと思いますが。
