たまには、正面から本の紹介をします。
細谷功著『13歳から鍛える具体と抽象』を読んで、すごく感心しました。
こう書くと、やたら上から目線なので、衝撃を受けたと言ってもいいかもしれません。
実は、普段から、評論を読む時、具象と抽象、つまり、例とまとめ の感覚では今までも読んでいたのです。
でないと、レポートを効率よく書けませんし、参考文献をちゃんと引用したり、読むこともできませんよね。
でも、それをここまで法則化して、というか、こういうまとめかたこそ「抽象化」の一つの現れ方になりますよね。
もちろん、そうなんだろうな、表題から予想をつけて、最近、細谷功さんの本を借りたり、買ったりしてたんです。
予想通り、読んでいると、自分で自由自在に、この「具象」と「抽象」の間を文章上で行き来できるようになりました。
自分の中の読解感覚を整理できたんですよね。
「見える、見えるぞ、私にも見えるぞ。ララァ」
と、どこかのカッコつけ台詞をは吐きたくなりました。
これ、大昔、情景や物体を、光と影で再構成する感覚を身につけたら、陰影でデッサンできるようになったのと似ています。
すごく力になりました。
きっと、詩や小説を書くときに、すごく役立つと思います。
比喩を作る時の、アナロジー感覚もどこか、これへつながっている気もしました。
まだまだ学べる、まだまだ進歩できる、と自分の伸び代を実感した本でした。
年齢を言い訳にして、歳とったからできないは、やはり言えないよな、と思いました。
今日は午後、大阪へ出掛けて岡野大嗣さんの短歌教室へリアルで参加します。
楽しみです。

