さて、アニメ「葬送のフリーレン」第25話は、すごく面白かった。
もちろん、ストーリー的にメインな、完全なコピー複製体である、コピー・フリーレン(通称、コピーレン?)をどう倒すか、の算段も面白かったんですが、
たぶん、この25話は、長命なエルフの二人、サブの大魔法使いゼーリエと孫弟子になるフリーレンが、亡くなった人間フランメのことを語り合う思い出話が、ジーンとくる回でしたね。
これ、アニメ紹介からは脱線するんですけど、
僕の創作ストーリー術・物語学の見地からすると、
フランメの幼い少女時代の、魔法への夢を語る、過去時間を基に、
その原因から、結果として人間たちが魔法を普通に操る前世時代を迎えた結果を語ることになる。
つまり、まさに因果プロットの働きなんですよね。
フリーレンたちの勇者パーティが魔王を倒したのも、そして、今、コピーレンを倒す、フリーレン弟子の人間フェルンも同じくその結果だよ、と示す因果プロットになる。
物語が、いかに因果プロットで構成されているかの証左にもなる訳です。
うんうん、ただアニメを楽しんでいるだけじゃなくて、物語学の創作術の、これは勉強なんだ、と、
ヘタレで児童文学創作から逃げている僕は、自分に言い訳をします。(こらこら)
他にも楽しみにしているアニメがあって、「ダンジョン飯」、「ブレイバーン」、「月が導く異世界道中」、「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」やらといっぱいあって、
おい、真面目に創作やれよと叱られるレベルなんですが、
中でも原作マンガが面白いのは、「悪役令嬢レベル99」でしょうか。
コメディのファンタジーでありながら、胸キュンな恋愛エピソードありで、絵が綺麗。
主人公たちを応援したくなるズレ具合がたまらなくユーモラスで面白いです。
アニメ本編も、原作で展開を知っていても面白いんですが、最新話では原作マンガとはちょっと違う描写・展開になってきていますね。
それとも、これは原作小説と同じ展開なのかな。