うーん、’23年の4月以来、ずっと目の前に立ち塞がり、ラスボス化している、児童文学の長編創作。
今回の相手は、児童文学界での芥川賞とも称せられ、一番権威ある、講談社児童文学新人賞。
過去、4回挑戦して、もちろん、4回とも予選にも引っかからない。
まさに、ラスボス。
落選作2つの、どちらかの逆算の書き直しでやろう、と思っています。
その方が創作手順の見直しと欠落ポイントの把握がしやすそうだからね。
ゼロからスタートしてもいいアイデアはそうそううまく出ないし、
きっと、また違う迷路ダンジョンに入り込んでしまう危険性の本が強い。
また、この1年間、児童文学者協会の通信添削講座を受けているので、とにかく完成させ、担当の先生に送る義務を果たすことが、
今の僕の、最低のクリア条件で、それが何よりも最優先ですから。
もう行動するしか選択肢はない。
当然、もう入選を目指すのは無理でいいよ。
入選しようと力むから、余計にプレッシャーで描けなくなるから。
一時的に撤退して、何年後かの再挑戦したら、詩の場合と同じように、急に打開されて解決する場合もあるからね。
『黒紙の魔術師と白銀の龍』で学んだ、【良い読者(の反応ポイント)】を常時、想定して書く、親切表現を入れつつ、伏線を事前に置いて、反応を予告したり、読者に前もってヒントとして予告的に知識や心の準備を与えて、プチ謎解きに仕立てていく。
また、過去の追想エピソードを別に章立てして、それをうまく分割分断して、本編との組み合わせで、読者のどうなるどうなる気持ちを高めてもいく。
それら全体として、展開への期待を謎として機能して、読者に想像させるのが反応ポイント〈どうなるどうなる〉が真に作ることが大事。
いつも自分がやっている〈どうなる〉だと思っている、間違った感覚を是正する。
それは単に〈こうなるこうなる〉の結果説明であって、謎や広がる想像力の読者反応を無視した書き方だから、大間違いだ、と。
言うは易く、行うは難し。
でも、これって、バドミントンで言えば、フォーメーションを理解して、相手とのバドミントンしている者と、ただ単にシャトルを打っている者との落差みたいなもの。
その違いは本当に大きいから。
結果、実力差以上に、お話にならないぐらい試合のレベルが違ってしまう。
ここはどうあっても、結論になる山場から辿っていけるハリウッド形式の逆算の作り方と、人間ドラマ(「ゴジラ-1.0」的な)を入れる工夫をしてみたい。
それらを、1つでも2つでも、真剣に体得することを目指すべきだ。
つい、改善点と方向性が見えて、書きやすい詩の創作に逃げたくなるけど、
そこはぐっと我慢。
「ユリイカ」と「現代詩手帖」への投稿分は、投函したから、あとは「詩と思想」だけなんだけど、
これはチャチャッと既存の改稿でなんとでもなる。
「ココア共和国」は無しでも構わない。
今月分の、詩の創作教室の分は提出・準備を全て済ませたから、
あと1ヶ月、ほんと、この児童文学を書くだけ。
いつも一旦、書き始めると、その作業の中でベストは尽くせるし、アイデアも出せる。
だから、なんとなくでいいから、40%でも見通しが立ったら、突っ込むだけ。
でも、その見通しをつけるのが、ほんとに……苦しい。
見通しなしに突っ込んでも行き詰まるだけなのも事実。
今日は、午前は仕事、午後からが詩のリアルでの創作教室です。
なんとか、頑張ります。