今年、書く小説作品は、ただ完成させることではなく、そこへ〈企み〉戦略も組み込めむこと。
また、そのために、【ストーリー展開の力学図】、【人物間の役割表】を書いてみる。
これを具体的な目標にしたい。
なんとなく書くのではなく、頭の中に整理するべきだ。
でないと、岩瀬成子的な表現マジックを、身につけることもできないのでは?
まだだ。
諦めるのは。
そう思いたい。
諦めるのは、この図表方式を終えてからでいい。
「天から与えられた、神聖なる才能に赦される小説創作を、法則化・図表化するとは何事か」
と、どこかで文型脳と常識脳が騒ぐ。
けど、経験年数が残り少ないから、即席で仕上げるにはこれしかないか。
「才能により、ただ書くだけで、作品化される。
それができない者は小説を書くな」
こんな意見があっても、もちろん賛同できないから。
なんとなく書いて受賞作になるのなら、とっくにできているからね。
諦めないぞ。
何よりも、解析力・評論力が自分にあるのは事実だから、それを活用する方法を考える。
それも才能だよね。
物語で、変容する、キャラクター位置関係と、物語展開。
両方を考える表。
折々の追体験シーン。
児童文学用、純文学用の、それぞれの〈企み〉方法の確立。
やってみる価値のあることはある。
「才能がない」なんて嘆いたり、絶望したりしているだけなんて、僕には合わない。
だって、’16年12月の、8年以上前には全く書けなかった詩を、息するように書ける自分が、
現に、ここへいるから。
術(すべ)があるはず。
僕流の方法が。
それを見つけること。
まだやってないことがあるよ。
これはマンガ用の本だけど、読むと、すごく勉強になりました。
ここで、何度も書いているように、自己表現の延長線上の、別物の、商業要素を取り込むべき「詩」。
それが、自分が目指すものだと思っています。
当然、小説は、自己表現などではなく、その要素を孕んでも構わないが、
あくまでも、100%商業作品であるのが「小説」。
そこを無視してては、本人だけ苦ぢていないが、実は。
違う種類・ルールのスポーツをやっているレギュレーション違反で最初から落選していることになる、と思っています。
ですから、無意識に、〈自己表現化〉しているのが、実は小説における最大の落選理由ではないか、と疑っています。
だから、
この本に書かれているマンガのあり方こそ、僕が身につけるべきことなんですね。