詩を作る人も絶対読むべき。歌人・木下龍也さんの研ぎ澄ます過程 | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

公募ガイド『2022年11月号 言葉を研ぎ澄ます』の20頁の、

歌人・木下龍也さんによるご自身の短歌の推敲過程の記事を、

歌人ではなく、詩人はぜひ読むべきだと思います。


具体的には、

最初の1首「心臓の断面に似た花びらを踏めば共鳴して痛む胸」が、5段階の推敲、書き換えを経て、

6段階目で「はなびらはやさしい地雷 踏むたびに胸のあたりがわずかに痛い」に変わっていく過程が書かれております。


確かに、最後の6段階目の短歌は、ニューウェーブ短歌の旗手である木下さんらしい作品になりました。

この表現の柔らかさや、しなやかは感性が、岡野大嗣さんにも通じるものなんですね。


最初の歌の硬さは、僕の詩の表現にもよくあるもので、

目指して、手に入れたいのは、この6段階目のしなやかさなんです。

ぜひ、この『公募ガイド 11月号』をお買い上げなるか、図書館でご覧下さい。


さて、昨日は、なんとか児童文学の推敲作品に取り組みました。

まだまだ本調子ではないですが、意識と身体感覚(?)を少しずつ小説系にシフトしています。

やることが目白押しなのに、まだまだ前へは進めていません。

頑張ります。