二日前の、このブログで自分の20年前からの美術制作ホームページを紹介しました。
自分自身でも、本当に久しぶりに、その作品たちの写真を観てみました。
ほとんど描いたのを忘れている作品もあって、
なんだかとても不思議でした。
たとえば、蘇武さんにコメントいただいた油彩画な「マリオネット」。
じっくり観てると、あの時の息遣いや、途中で終わる残念さが蘇ります。
もう油彩画道具自体を人に、絵を描く叔母に、あげてしまったから、
もう二度と油絵は描かないし、描けないんだけれど、ほんと不思議です。
あれから20年経つんだよね。
あんなに毎日、絵を描いたり、アニメーションを作ったりしていたなんて。
なんだか信じられない。
そして、ふと,思う。
これって、財産なんだよねって。
だって、普通の人は絵を描かない。
描けない。
デッサンしない。
アートアニメーション作ったりしない。
また、通信の大学をいくつも出たりしない。
今現在の'23何の今も放送大学で勉強したりしない。
その財産の使い方がわかってない。
なら、自分で小説の中に「作品化」する方法を見つける以外に方法はない。
うーん、頭ではわかってるんですが、なかなか難しい。
でも、やるしかない。
思えば、
ふつうの詩人は小説を書かない。
短歌も俳句も川柳も、とマルチにやったりしない。
嘗てのポップと同じで、わかったようなつもりで評するけど、
身銭を切って実際にプロに習ったりはしないんだよね。
マナビスト兼表現者には、誰もがなかなかなれないってことか。
自分には常に不器用で、無能という自覚や、本物志向があって
すっすっと習う行動できるのは、実は僕が誇れる最強最高のカードであり、立派で稀有な才能なんだな。
飢餓感や、常に「上」に行きたい飢えに似た満たされない思いに潰されそうだけど、今だけ少し褒めておこう。
そんなこんなしてると、
猛烈に絵が描きたくなってくる。
まだ持ってる画材のパステルと水彩で、うちの猫のもんちゃんを描こうかな。
ときどきエアでデッサンしてるんだけど。
ブレバド見てると、やりたくなる消しゴムハンコ。