14日に中村航さんの小説講座を受けて、またもや、というか、
やっぱり、というべきか、衝撃的にまで目から鱗が落ちてしまった。
「オリジナリティを難しく考えすぎない」
「小説をストーリーだと思わない」
講義で中村先生の、駄目だしが続くと、
いつも以上に、心に突き刺さった。
こう考えたら、駄目という考え方を今までずっと12年間以上してきたからだ。
全く、その通りだったから。
そんな風に考えて、応えきれない自分の非力さに絶望して苦しんできたから。
また、途中言われた「山場を3つ作る」とかも、概念としては知っていたし、今まで理解してきたつもりだったが、
改めて全くわかっていないことを痛感させられた。
それは山場だけを考える、ストーリーだけを考えるものになっていたから。
これも勘違いしてた。
「小説の3要素(世界観、キャラクター、ストーリー)をぐるぐる回して(お互い間をやり取りして影響し合う)、構想を創り出す」
これを教えて頂くと、なんと今まで間違った、見当はずれのことばかり、やっていたのだろう。
拝聴しながら、心の中で嘆息がやまなかった。
一つ一つが心に染み入るように腑に落ちる。
何年も悩んできた、今までの書けない原因がすべて、論破されてしまう。
さて、この「知ってること」が「知ってるつもりだった」衝撃を経て、
果たして、自分はそれらを体現できるだろうか?
やるしかないことは、分かっている。
あとは実地で、実作で確認して、自分の中に落とし込んでいくだけ。
大丈夫。
詩がいきなり書けるようになった5年前と同じだから。
2.3年は掛かるだろうけど、なんとか自分流にアレンジできるはず。
問題は、書く時間と、書くエネルギーの確保か。
今だな。
今しかない、やるのは。
頑張ります。