今、ひたすら読んでます | 読書と、現代詩・小説創作、猫を愛する人たちへ送る。(32分の1の毎日の努力を綴る)

読書と、現代詩・小説創作、猫を愛する人たちへ送る。(32分の1の毎日の努力を綴る)

文学創作と大学通信等を書いています。【やりたい夢(小説家)がある1/2→夢を叶える努力をする1/4→完成作を応募(挑戦)する1/8→落選する1/16→落選しても諦めず・また努力・挑戦する1/32】(=日々、この1/32の努力を綴るブログです。笑)

小林由香著『ジャッジメント』を読みました。

小林さんの小説推理での新人賞受賞作であり、デビュー作です。
凄いです。
傑作とは、この本のためにあるのでしょう。
わずか80枚で、ここまでの作品世界を描けようとは。
勉強になりました。
 
僕も今まで、大袈裟に言えば、何百も短編を読みましたが、
ここまでの作品は見たことがありません。
デビュー作で、ベストセラーというのも肯けます。
 
また、小川未明文学賞の昨年受賞作である『湊町の虎吉』も読みました。
これはこれで勉強になりました。
 
最近、というより、少し前から、
自分がせっせと書いている児童文学や小説は見当外れの方向に向かっているのではないかと思い始めてました。
 
ずっと見えない壁に囲まれた袋小路にいるのに、
ひたすら進もうとしている。
そう感じてました。
 
で、星占い的には、当たり年だという今年ですら、全然目が出そうにないのは、
非常に困るので、
(12月にいいことがあると言う話です。笑)
発想段階から全く違うアプローチをしようと、
ずっと模索していました。
 
で、今から年内に発表がある賞を探すと、
オール讀物新人賞(100枚)ぐらいしかなかったんです。
で、同じような長さの賞(80枚)で、小説推理があったよな、で辿り着きました。
 
ある人のブログで、
人はシンクロニシティに驚くけど、
元々、人は何処でも起きているそのシンクロする「流れ」に気づいていないだけで当たり前の現象なのだ、と書かれてありました。
達見だと思います。
 
ですので、
蘇武さんから改めて紹介されたフレーベル館の児童文学賞も、そして、この小説推理賞も、
そうしたシンクロニシティ的な流れの中で、
僕のところへやってきたと考えるなら、
その流れに僕は乗ろうと思っています。
 
人はひとりの力で生きているのではない。
周りの人へ感謝したり、先人に敬意を払いつつ現在があるのだと、
僕は信じていますから。
 
むろん、本人が努力するのは、当たり前。
そこから、ブレイクスルーするには、何らかのプラスアルファが要るのです。
 
僕が共著を出せたり、仕事関係の大きな某賞はそんな流れの中でもらえましたから。