でも、子ども向けの童謡や詩集のアンソロジーになると、
必ずまどさんの詩が出て来ます。
やっぱり、はっとさせられるのは、まどさんの作品が多いんですよね。
あと、谷川俊太郎さんとか。
結局は、子どもに向けてだけ書かれているか、
子どもも含めた大人にも対象として書かれているかの違いなんでしょうか。
子ども向けだから、と「子ども目線」と感じるもので書くか、
「子ども=一切の偏見・予断・知識を捨てた存在」として書くかの差なのか、と思います。
後者の書き方をすると、
自然と童謡っぽい、子ども向けのシンプルな言葉のものになっただけ。
なんだろうと思います。
まどさん自身、後半生はほぼ童謡を書かなくなります。
童謡は、結局は作曲家の改変できるものになってしまうからだそうです。
世界をどう見たか。
そんな作品を書きたいです。