某地方新聞用と、雑誌『ユリイカ』用に、
某公募賞用の、都合、三篇だ。
もちろん、いきなり書いたのではなく、
着想メモから、草稿を経て、推敲の三稿目か、四稿目でほぼ完成させたもの。
それでも、半年前までは書く材料に四苦八苦だったことを思うと、
長足な進歩だと思う。
これは、現実と、詩の創作世界との距離感が掴めるようになったことが大きい。
大体、ある程度まで書くと、足りないことと、書きたいことが見えて来る。
正に、言葉が言葉を呼び込む感じだろうか。
詩は、瞬間芸で出来る。
自分のところへ来てもらえばいいから。
でも、
小説は拙い作品世界であっても、世界そのものをまず写し取らなければならない。
その上で、読み手をそこへ招待する感じで、難しい。
瞬間芸をには、とてもならない。
特に、僕が書くのはファンタジー系の作品世界になるから、いつも作品世界を作るのに、
エネルギーを費やしてしまう。
そのため、余力がなくなって、他へ注力出来ていない気がしている。
きっと小説のことがまだまだ全然、分かっていないんだと、思う。
そして、こちらも書かないとわからないんだろうね。
とにかく、今書いている児童文学作品を仕上げないと、次へ進めない。
来てる波を掴まないと。