『ジョジョの奇妙な冒険』実写映画の感想ほか | 読書と、現代詩・小説創作、猫を愛する人たちへ送る。(32分の1の毎日の努力を綴る)

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文学創作と大学通信等を書いています。【やりたい夢(小説家)がある1/2→夢を叶える努力をする1/4→完成作を応募(挑戦)する1/8→落選する1/16→落選しても諦めず・また努力・挑戦する1/32】(=日々、この1/32の努力を綴るブログです。笑)

DVDで借りて、荒木飛呂彦さんのマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)の実写版を観た。

ネットでは酷評だったが、意外に面白かった。

もっとも、これはかなりマニアなカルト映画になるので、原作を知らない人が面白いと感じるかというと、少し疑問だ。

 

ここで、小説創作と絡めて意見を述べると、この何十年も続くシリーズは、ひとえに主人公と敵の心理戦、読者へのミスリードの見事さと

何より、現在のスタンドという超能力のとんでも設定を、読み手に納得させられる作者の手厚いフォローがあってのこと。

 

絵と文字の違いはあっても、同じ時間芸術たる物語文化ですから、エンタメ系の創作には最善の教科書だと思う。

僕はマンガ学会の一員だったこともあり、学会で一度研究を発表したこともある。

マンガを分析するリテラシーは小説創作にも大いに役立っている。

 

ストーリーマンガの方が小説よりも、人気や販売の影響をもろにうけるシビアな世界だ。

そこでの、長年のカルト的人気のストーリーを保つ技術は『荒木飛呂彦の漫画術 』(集英社新書)にその一端が披露されているので、

一読をお勧めます。

 

そうそう、僕はアニメーションや映像技術の研究も一時していましたよ。