ずっと、50センチの壁がありました
何度も何度も、毎年毎年、チャレンジしてきた東京湾のアマダイ
どーしても東京湾で50アップのアマダイが釣りたかったんですが、、、なかなかどうして、50センチの壁はとても高かったです
釣れたシーンは何度も見てきました
タモですくったこともあります
でも、これまで、自分で掛けて、その手にすることは一度も叶いませんでした
そして、とうとう、その念願がかないました
思い立ってふらりと出かけた久比里の山下丸。坂本勉船長が、50センチの壁を破らせてくれました
令和2年2月4日、51センチ1.4キロのアカアマダイ
やりました

この日は、朝早くに目覚め、シャワーを浴び、ふと思い立って釣りへ出かけることにしました
よし、山下丸のアマダイにしよう!
そう思い立って、バタバタと支度をし、京急に乗り込みました。住まいのある金沢文庫から電車で30分ほど。出船が7時半ということもあって、オレにとってはとても気軽に行ける船宿です
駅からテクテクと歩くこと5分、、、船宿へ向かう途中の夫婦橋でふと足を止めました
その日が終わる夕焼けより、1日が始まる朝日が大好きで、オレのスマホの中には、朝日の写真が山ほどあります
夫婦橋から見る朝焼け、なかなかいいもんです
オレの場合、山下丸とのお付き合いは釣りだけではありません
この暖簾のカワハギのイラストは、オレが描いたものです。船宿のステッカーやTシャツ、タオルもオレが描かせていただき、制作させていただいたものなんです
長きにわたり愛されているデザイン。この船宿で自分のイラストを眺めるたびに、初心にかえれます。だから、きっと、今回もそんな初心にかえりたかった気持ちもあった気がしています。だから、山下丸は、とてもありがたい大事な場所であります
そんな個人的な話はさておき、空いている釣り座に荷物を置き、受付をして、コンビニへ
朝ご飯の肉まんとホットドック、昼ご飯のパンとオヤツを買い込んで準備開始です
この日の釣り座は左舷前2番。釣り人は全部で9人でした
まずは、キダイやフグにハリスを痛められたり、針を取られたりするので、スペアの針を結んでおきます
こうしておけば、交換もスムーズ♪
カットしないでおけば、枝針にも先針にも使えます
ちなみに、どんな釣りでもこんな感じに構えて、予備ハリスとかはあまり準備しません
エサはオキアミ。船宿支給のモノで十分。コレを小出しにして尾羽を切って使います
出船して川を下り、船は橋をくぐります
久比里名物の低い橋。こんな感じにギリギリで通り抜けるから、初めての人は驚くし、結構ドキドキします(笑)
この日のタックルは
オモリ60〜80号のアマダイ狙いにドンピシャのロッドデス
◼️リール: DAIWA シーボーグ200J
◼️その他: 道糸2号、オモリ80号、ハリス3号2メートル2本バリ
航程30分ほどの剣崎沖でスタートしまして、右舷ではポツポツと魚があがってるようなのですが、左舷側は今ひとつアタリが遠いスタートでした
潮はほどよく流れているとのことで、今回はじっくり待つ作戦。誘いはほとんどいれずに低めのタナを狙い撃ちしました
風が強く、船が上下に揺れていたので、オモリが底をトントンたたくくらいから底上70センチくらいまで。たまに竿を手に持ち、ほぼ置き竿中心。じっと我慢する作戦です
誘わないことで、キダイやフグにエサを取られずにアマダイの鼻先へ運ぶ。ただ単にそれだけのことです
前半は、大きなクラカケトラギスが釣れるのみで、アタリは少なめ、次第にキダイがたまに掛かるようになってきて、、、この場所はチャンスなはず!そう信じて、さらに誘わずにじっと待ってたんですね。そーしたら、、、
底上50センチでセットしていた置き竿の竿先が、ズゴーンっと一気に海面に突き刺さりまして、すぐにドラグを緩めて、やりとり開始
底近くで大暴れして、次第に浮き始めたんで、コレは大アマダイに違いない!そう確信して、無言でやり取りしてました
途中、何度もズゴーーーンと反転するから、もうヒヤヒヤものです
ほどなくして、勉船長がタモを持って、隣に立ってくれました
海面まで天秤を巻き上げて、それを掴むことなく竿を起こして一気に海面に浮かせた魚。それは、おそらく夢にまで見た50オーバーのアマダイです
「デカイ

」と勉船長が一言発し、その声は今もオレの脳裏に焼き付いています
冒頭のアマダイがコレ
嬉しかった!本当に嬉しかったです
ようやくキャッチできました!東京湾の50アップアマダイ
あまりに嬉しすぎて
背中側に反らせたり
お腹側に反らせたり
いろんな角度の写真をパチパチ

と撮り溜めちゃいました
大好きなキダイ、もちろん彼らもキープです
終わってみれば、中型のアマダイを含め3匹のアマダイをキープ。数は狙ってませんけど、竿頭でした(笑)
電車釣行なんで、10分あった京急久里浜駅のホームで祝杯

控えめなサイズのクーラーボックスを持ってきたのがきっとよかったんだろうな。と、1人で笑いつつ、ニヤニヤしながら帰りました
おめでとう、オレ

さあ、このまま調子に乗って、次は6キロアップの東京湾マダイにチャレンジしてきます
