カンボジア体験記の続きです🍀
Part1、Part2はこちら⬇
◆地雷撤去
CMAC(カンボジア地雷対策センター)に訪れ、実際に地雷撤去を体験しました。私が撤去したエリアは既に地雷が撤去されていると言われていましたが、あたり一面は地雷原で多くの地雷原の注意を促す看板が立ててあり、今でも身体全体で緊張を感じたことを覚えています。
命の危険を冒してまで今も、地雷の撤去をされている方々を見て、安全のために、人々の命・身体を守ために必死に活動されている姿になんと声をかけたらいいのか正直戸惑ってしまいました。金属探知機やなんと地雷探知犬なども使いながら撤去しているということです。
最近ではヒーローネズミと言って火薬の匂いを嗅ぎ分けることのできるネズミを使った方法もあるみたいですがまだまだ地雷がたくさん埋まっていて昨今でもさまざまな施策がされていることからも、戦争をしてしまったら完全に元の状況には戻れない。元に近い状態に戻すにも、とりどもない命・時間・労力が必要だと実際に肌で感じました。
地雷原の隊員の方達が、地雷を発見した際に爆破するための線を繋ぎ爆破させます。そのボタンを自分で押した際の衝撃は一生忘れません。
数百メートル離れていても耳の鼓膜が破れるような、頭にひどい衝撃が走りました。
しばらく手が震えて思考も停止していたように思います。
このようなものを踏んでしまったら。
なんでこんなものを作っているんだろう。
埋めて戦わないといけないんだろう。
少し時間が経ってさまざまな思いがよぎりました。
そして絶対この気持ちを忘れない。伝えたいと思いました。
◆まとめ
無視されていい人権などありません。
内戦でも多くの犠牲者が出、その後も理不尽に人間の扱い数えきれない命が失われたことは決して風化されてはならない。
微力ながらにもわたしがカンボジアで見たもの、感じたことを伝えたいという思いでこの記事を書かせていただきました。
実際にまだ過去の出来事ではなく、苦しんでいる人がいます。
破壊されてしまったもの、取り残されている地雷も多くあります。
コロナ禍も緩和された今、もう一度カンボジアに足を運ぼうと思います。
英語コミュニケーション講座
講師 Stacy