アティーナの講座の中では学生さん同士が、英語で会話をする場面が多いのが特徴です。話すテーマが与えられている場合もあれば、自分たちでテーマを見つけて気軽な会話をする場合もあります。

 

その会話の中で”normal people"という言葉を時々耳にします。一般の人という意味で使われることが多いですが、ここで皆さんに質問です。

 

私たちにとってnormal ってなんでしょう?

 

何を持ってnormalと呼ぶのかは人によって違います。それは東京でいうところのnormalは沖縄では通用しない、ということもありますし、またもっと狭い範囲で言えば、結婚した夫婦の夫と妻のそれぞれの実家でいうnormalが異なる、ということもあります。

 

ということは文化や言葉の違う国家間ではその差はさらに大きく、日本で思うところのnormalは海外では通用しないということが起きるのは想像に易し、ですよね。

 

「健常者」「異性愛者」と言った言葉を使う状況でnormal peopleという言葉を使うとどうなるでしょうか?そのカテゴリーに属さない人は"abnormal"でしょうか?そうではないですよね。最近は誰も取り残さず、ダイバーシティーのある社会を喜んで受け入れよう、という風潮がようやく浸透してきました。日本にもその風が吹いているのをところどころで感じます。でも他の先進国に比べるとまだ少し遅れをとっているかな、と思います。私の肌感覚ですが。

 

言葉は力を持っています。言葉はweaponになることもあれば、oasisとなることもあります。英語を話す私たちはその意識を忘れず言葉を発していきたいですよね。

 

 

英語コミュニケーション講師

Mitsi