オーストラリア 他国籍の仲間とのバス旅~ウルル~①②にてアメリカ・イギリス・カナダ・ルクセンブルク・ベルギー・オーストラリアの仲間との体験をシェアしてきました。

 

 

 

 

今回は最終章です。

 

アリススプリングスで初めて会った仲間たちと合流し、挨拶の仕方や会話中のリアクションの違い、自分の意見を発信し続ける大切さを日々感じ続け、ついにウルル/エアーズロックに訪れる日が来ました。

 

Uluru

この地は、広大な自然と先住民族のアボリジナル文化を讃えるユネスコ複合遺産として登録されています。先住民のアボリジナルにとって神聖な場所であり彼らへの尊重、敬意を示す為エアーズロックではなく彼らがかつてより使用していたUluru を正式名称としています。 

 

旅に参加する前は、高さ348m、全周9.4kmの一枚岩?!

 

実際見たらどんなにすごいんだろう。

実際に足を運んでみてみたい!!目で見てみたい!!当時の私はそんな感じの好奇心を抱いていました。

 

仲間たちはあらかじめアボリジナルの一族であるアナグル族についてや、神聖な場所や文化を守るための運動についてあらかじめ学んできており、普段ムードメーカーの仲間も実際にUluru付近を周遊する際は神聖な場所、文化に敬意を、と仲間に発信していました。

 

私もこれからUluruの登頂は禁止になる(当時はまだ禁止ではなかった。)ことについてどう思うか、など今まで以上に仲間の意見を聴き自分の意見を伝えました。

 

意見を伝えつつも、いかなる仲間の意見も決して否定するのではなく、different ideas ! 肯定的な受容を表す仲間を今でも誇りに思っています。

 

早朝と昼間のUluru

夜空の下、寝袋で一夜を過ごし5時前に起床。Uluruにさらに近づきました。まだ辺りは真っ暗の中ウルル・カタジュタ国立公園に向かいました。

 

到着して、うっすらUluruが見えた瞬間は今でも忘れられません。時間が経つにつれはUluru違った顔を見せていました。国立公園は道が思ったよりとんでもなく急斜であったり、細い橋があったり仲間と協力しながら歩き進めました。

 

日中もUluruには登らず周回しましたが外周約9.4km、 高さ 約348mもある巨大一枚岩を目の当たりにすると圧巻であるとともに、地域一帯が神に守られているような気がしました。

 

一番印象的なUluru

なんといっても私が一番感動して忘れられないのは、セスナで上空からUluruを見たことです。

 

フライトは約20分間。パイロットを含め4人乗りの機内で防音のヘッドホンを装着します。私は機長の隣の席に座りましたが、地上からとはまったく違う一面を見せることに感動しました。想像を遥かに超える壮大なUluruや周りに広がるアウトバックを眺めてみると自分のちっぽけさを感じるとともに、何事もまずは行動してみることが新しい世界を見たり心から感動できることに繋がることを学びました。

 

最後に

仲間と意見をシェアする中で自分自身が想像しなかったようなアイディアが出た際は、驚きと共に15名でもこんなにさまざまなアイディアが出る。ってことは、世界中の人が考えている事って本当に千差万別だろうな。

 

それを、知ることが楽しい、話したい、もっと多様な人々とコミュニケーションを図ることで視野を広げて、その経験を発信できる人になりたいと思うきっかけになりました。

 

世界には魅力的な自然や建造物などが数えきれないほどあります。その地に訪れることはかけがえのない経験になるでしょう。

 

しかし、すごい!キレイ!素晴らしい!

だけでなく、その地の背景をあらかじめ学び地元の方々との関わる経験を全て含めて、

自分なりの意見を持つ。

色んな人の意見にアンテナを張る。

自分から聞いてみる。

一緒に考える。

時に意見がぶつかることも大切だと私は感じています。

 

そんな人と人とのコミュニケーションこそが、国境をこえて互いを尊重し、大袈裟かもしれませんが平和の一歩になるんだと信じています。

 

Uluru旅の仲間たちと

 

英語コミュニケーション講座 立命館大学 

Stacy