オーストラリア 他国籍の仲間とのバス旅~ウルル~①にて多国籍の仲間とのバスでの出来事をシェアしました。

 

 

今回はアメリカ・イギリス・カナダ・ルクセンブルク・ベルギー・オーストラリアの仲間と1週間を共にし、仲間とのコミュニケーションの中で感じたことをシェアしたいと思います。

 

 

自分の意見を伝える大切さ

常に15名の仲間が、ものすごいスピードで会話し、特有のスラングを使っている様子を見て「楽しいけど、、でも私、大丈夫かな。仲間とうまくコミュニケーションを取れるかな」と感じてしまい、だんだん自分から積極的に発言できず受け身になってしまった時がありました。

 

その中での私の気づきは、仲間達の「自分発信で仲間に働きかける姿勢」です。

彼らはバス旅の道中でも「ここに寄り道してみない?」とか、「食事はみんなで役割を決めて準備しよう!」、「食事の後はみんなでゲームするのはどう?」などと自ら考えを言葉にしていました。

 

その意見に対し、仲間たちは賛成したり、時には反対意見がでたりすることもありました。

 

仲間がキャンプする寝袋について意見をぶつけ合っており、私はてっきり「喧嘩??あんなに意見がぶつかっているけど大丈夫なのかな。」と心配したのですが数分後にはその二人は楽しく談笑していました。

 

その様子を目の当たりにし、「STACYはどう思うの?アイディアはない?」といつも仲間に聞かれてばかりだった自分を振り返り相手の意見に耳を傾けながらも自分の意見に自信を持って言葉にして伝えることの大切さを感じ、そうすることこそが仲間との絆を深めることも同時に学びました。

 

その経験から、アボリジナルカルチャーセンターに訪問した際は、細かい斑点で描くアボリジナルアートの美しさや、神聖な儀式に用いられるボディペインティング、吹奏楽器ディジェリドゥなど、オーストラリア先住民ならではの文化について、自分が感じたことを心に留めておくだけでなく言葉にしてみることを意識してみました。

 

自分の思いを言葉に乗せることで「STACYなんか変わったね!かっこいいよ!」とエールをくれた仲間は私の一緒の財産です。

 

英語コミュニケーション講座でも行なっているVocabulary Buildingは自分の思いを伝える一歩となるフレーズを習得することができ、表現の仕方のバリエーションを増やすことができます。

 

その積み重ねこそが、コミュニケーションの基礎になると思います。国境やバックグラウンドを超えて気持ちが通じ合う瞬間の楽しさを感じつつ、次回はウルルの旅最終回をお届けします。

 

エールをくれた大好きな仲間と一緒に Kestrel Fallsにて

 

立命館大学 英語コミュニケーション講座 担当講師

Stacy