「学習計画を立てる前の予備知識」シリーズの3回目です。

 

以前のブログはこちらから ↓

 

 

 

 

何のための学習かを知ることの大切さ

 

学習カウンセリングに寄せられる質問で圧倒的に多いのがリスニングに関する質問です。「内容が理解できない」とか、「スピードについていけない」とか、「かたまりになって聞こえるので何を言っているのかわからない」などさまざまでです。まずはリスニングというものが何から構成されているかを知ることです。そして、リスニングとひとくくりにしてしまわずに、自分に今必要なのは「リスニングの中のどの要素」なのかを見つけ出すことです。そうすれば、的外れの学習方法を長期間行ったり遠回りをしないですむのです。

 

同じことが残りの3つのどの技能にも共通していえます。これを理解すれば、リスニングを伸ばしたいからといって、友人の学習方法が自分にとっても有効かどうか再検討してみる必要があることに気づくのではないでしょうか。たとえ、テストで同じスコアを取得しても、どこを間違えたかによって強化すべき点は違うのです。自分の弱点をしっかりと掴むことです。他人に左右されずに、自分にとって何が必要なのかを見極めましょう。

あなたの英語の「強化すべき点」は何でしょうか?

 

『悩めるあなたの英語学習カウンセリング』

鈴木カオル 編著

伊藤健一 監修

丸善株式会社 出版