前回、神戸で行われたインドのフェスティバル「インディアメーラ2025」をご紹介しましたが、
今回も日本の中で見つけた異文化体験をご紹介します。



訪れたのは、鳥取県境港市にある「みなとタワー」。

(私のふるさとです♪)


この建物の中にある「みなと博」では、中国・モンゴル・韓国など、日本海の向こうにある対岸諸国6地域の文化や生活 が紹介されていました。



衣食住の違いや伝統行事、各国の人々の暮らしぶりが展示されていて、
まるで小さな世界旅行をしているような気分に。
特に、日常で使われている生活道具や衣装の展示は興味深く、
隣国でありながら日本とは異なる文化の奥深さを感じました。

また、展示ゾーンの中には 民族衣装を実際に試着できる体験コーナー もあり、
色鮮やかな布を身にまとうと、不思議とその国の空気が少し近くに感じられます。
写真を撮ったり、模様や装飾の意味を学んだりしながら、
「文化とは、日々の暮らしそのものなのだ」と改めて実感しました。





港町・境港は、昔からアジア諸国との交流が盛んだった場所。
「みなとタワー」の展示を通して、海が人と文化をつなぐ架け橋だったこと に気づかされました。

海外にすぐに飛んでいけない時、日本の中で異文化を感じられる場所を音連れてみると、また新たな発見があるかも・・。
地域の博物館や文化センター、国際フェスティバルなど、
少しアンテナを広げるだけで、身近なところにも世界が広がっています。
そこから「この国に行ってみたいな・・」「この国の人と話してみたいな・・」と海外への道が繋がっていけるといいなと思います。

みなさんの地域にも、きっと異文化を学べる場所やイベントがあるはずです。
ぜひ、休日に足をのばして“世界の入口”を見つけてみてくださいね🌍✨



 

英語コミュニケーション講座 

講師 Amy
 

先日、New York Yankees の公式ショート動画でこんな質問がありました。

https://youtube.com/shorts/YU32tnyXJE8?si=zefD2AfgN5t7VGUb


 “When is the last time you called your mom?”(最後にお母さんに電話したのはいつ?) 
多くの選手たちが “This morning.” “Today.” “Yesterday.” と、迷わず答えていました。 
その光景を見て、少し驚いた方も多いのではないでしょうか。
 成人した大人が、毎日のように母親に電話をする―― 日本では、なかなか見られない習慣かもしれません。 
実際に回りのアメリカ出身・カナダ出身のお友達に聞いてみると

・日常的に親と電話・メッセージをする人が多い
・特に母親(Mom / Mum)とは「Best friend」「相談相手」として距離が近い家庭も多い
・仕事の合間や通勤中にちょこっと電話、という習慣がわりと普通

人によるが、日本より連絡頻度は高い傾向があるように感じました。

 子育て文化の違い 
私がシドニーに住んでいた頃、ローカルのママ友が
「オーストラリアではだいたい生後6か月くらいから、赤ちゃんは一人の部屋で寝るのよ」
と話していて、とても驚きました。(オーストラリアでは 生後3〜6か月頃から別室で寝かせる家庭が多いです)

一方で、日本の駐在家庭のママはローカルのママたちから、
“Your son doesn’t sleep alone yet?”(まだ1人で寝ていないの?)
と聞かれることもあり、国によって“当たり前”がこんなに違うのかと実感しました。

 オーストラリアでは、生後数週間のうちに赤ちゃんを別室で寝かせるのこともあり、生後3〜6か月頃から別室で寝かせる家庭が多いです。海外ドラマなどでよく見る ベビーモニター(Baby Monitor) も、 親子が別々の部屋で眠る前提で使われています。
日本ではベビーモニター(Baby Monitor)はそんなにポピュラーではないように感じます。(個人的にはあまり売っているのも見たことがないような。・・)

 一方、日本では「小学校に上がるまでは一緒に寝ていた」という家庭も多いのではないでしょうか。
 どちらが良い・悪いではなく、文化や価値観の違い がそこにあるのだと思います。 
💬 親と子の関係を映す「文化」 オーストラリアでは、子どもを早くから「ひとりの人」として尊重し、自立を促す文化があります。
 一方、日本では「家族の絆」や「寄り添う安心感」を大切にし、 一緒に過ごす時間の中で信頼関係を深めていく傾向があります。 
どちらの考え方にも、愛情のかたち があり、 その背景には社会構造や生活スタイルの違いが影響しています。
アメリカやカナダでは文化的に「家族の気持ちをこまめに言葉で伝える」習慣があるため、特に母親への電話の回数が多いのかもしれませんね。

 異文化を知ることの面白さ

「親子の距離感」ひとつをとっても、
国や文化によってこんなに違いがある――それに気づくだけでも、視野が広がります。

そして、ただ「違う」と感じるだけでなく、
「なぜそうなのか」を知ろうとすることで、異文化理解はぐんと深まります。

自分の当たり前を一度横に置いて、
他の国の“当たり前”に触れてみる。
その繰り返しが、きっと「柔軟な心」を育ててくれるのだと思います。

最後に、もしあなたが最近大切な人と話していなければ、
“When did you last call your mom?”
この質問を、ちょっと思い出してみてくださいね。📞

 

ベルギーで初めての海外生活をした時は寂しくて毎日 母に電話してました☎️🤣

 

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講師 Amy
 

パート1、2からの続きです🌏



〜リトアニア〜

リガでの滞在を終え、翌日はバスで リトアニアのヴィリニュスへ向かいました。バルト三国を縦断する旅もいよいよ最終章。道中では広大な森や草原が続き、国境を越えるたびに景色の雰囲気が少しずつ変わっていくのが、陸路旅の醍醐味でした。


ヴィリニュスに到着し、旧市街を歩きながら向かったのは、ゲディミナスの丘。丘の上へはケーブルカーで一気に登ることができ、乗り込むと数十秒で視界が一気に開けていきます。滑らかに上へ運ばれていくにつれ、赤い屋根が重なる旧市街と、緑に囲まれた街並みがどんどん遠ざかり、まるで街全体が小さな模型のように見えてくる感覚がありました。


丘の上からの眺めは圧巻。ゲディミナス塔が青空に映え、ヴィリニュスの温かみのある街並みがどこまでも広がっています。遠くまで続く緑と、旧市街の統一感のある赤い屋根の対比がとても美しく、しばらく風を感じながら景色を眺めるだけで満足してしまうほど印象的でした。


街歩きのあとに楽しみにしていたのが、リトアニアの定番料理
シャルティバルシチェ




鮮やかなピンク色の冷製ビーツスープで、初めて見ると驚くような色合いですが、食べてみると爽やかな酸味とハーブの香りが広がり、とても優しい味。

ゆで卵が添えられていたり、横にはこんがり焼かれたジャガイモが付いていたり、見た目以上に食べごたえあります。気温の高い日だったこともあり、冷たいスープが身体に心地よく染みわたり、「リトアニアに来たな」と実感できる一杯でした。


ヴィリニュスはヘルシンキやタリン、リガとはまた違った、どこか柔らかくてアートな雰囲気の漂う街。ケーブルカーから眺めた景色や、ピンク色のスープの鮮烈な印象とともに、バルト三国の締めくくりにぴったりの一日になりました。







〜まとめ〜

今回のバルト三国周遊では、ヘルシンキの北欧らしい洗練タリンの中世の趣と落ち着き

リガの歴史と水辺の風景ヴィリニュスの丘とアートの香りと、都市ごとに異なる魅力を短期間で体験できました。交通もフェリーやバスを組み合わせて移動することで、国境を越える旅の楽しさや景色の変化を実感。食文化や地元名物も存分に味わえ、歴史・文化・景観を一度に楽しむ充実した周遊旅行になりました。








英語コミュニケーション講座

講師 Stacy