「ねずみのすもう」を描こう | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。


今日の講習では、絵本を読み聞かせし、印象に残った場面の絵を描いてもらいました。
絵本の通りでもいいし、自分でアレンジしてもいいです。

絵本はおなじみ「ねずみのすもう」です。
生徒さんたち、みんな動物は大好き。
「ねずみは初めて描くから、むずかしい~」と言っていた子も、上手に描けましたよ。
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小学4年生、Iくんの作品。
山の上で、長者どんのうちのまるまる太ったネズミと、おじいさんとおばあさんのうちの小さいネズミが、相撲を取っているところです。
大きな山のてっぺんで、相撲をとるのは、気持ちよさそうですね。
お家のデッサン力、優れています。
空に飛んでいるのは…飛行機!
この時代に飛行機がないのはわかっているけど、その方が夢があるから、ですって。
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小学1年生、Rくんの作品。
おばあさんが作ってあげたお餅を、ねずみが食べているところです。
おじいさんとおばあさんの視線が、ちゃんとねずみを見下ろすように描けています。
「なんで髪の毛が緑なの?」というIくんの質問に「ぼうしをかぶっているから」との答え。
そうですね、昔の人は、よく手拭いやら頭に巻いていたようですよね。
びよんと伸びているお餅が、美味しそうです。
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小学4年生、Mちゃんの作品。
いつも、下から、几帳面に、丁寧に、描いていくMちゃんの描き方を見ていると、心が清々しくなります。
大きなネズミも、小さいネズミも、おばけたちも、いきいきと描けています。
昔の家の屋根裏には、こうしてネズミとおばけが同居していたことでしょう。
大きなネズミは、お餅を両手に持って、お餅を食べられるのが嬉しそう。
お金持ちの長者どんの家に住み着いているとはいえ、つきたてのお餅を食べられる機会は、そうそうありませんもんね。
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小学1年生、Yちゃんの作品。
お餅に網の焼き跡を描いたら、「メロンパンみたいになっちゃった」と言って、消していたYちゃん、可愛らしい。
「色は塗らないの?」と訊いたら「塗らないほうが可愛いから」
そうかもね、ねずみ色は地味だから。
そしたら、お花の模様をつけてみたらどうかしら?
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小学5年生、Sちゃんの作品。
「うますぎる」という周囲の声。
たしかに。こんな場面の絵は、絵本の中になかったのに、想像だけで描いたとは思えない、しっかりした絵です。
ドレスを着ているような、大きいネズミも可愛い。
相撲を取っているというより、じゃんけんをしているようなのもおもしろいですね。
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小学5年生、Kちゃんの作品。
お餅が大盛り!
おじいさん、重たそうです。
大きいネズミはいなくて、代わりにきつねとくまとうさぎがいます。
これから土俵でパーティでしょうか。
新しいストーリーが始まりそうです。
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