タガネの手入れ | ジュエリー作家のCiaociao日記

ジュエリー作家のCiaociao日記

イタリア帰りのジュエリー作家です。行って帰ってきただけですが
徳島県北島町でA&Cというお店でジュエリー工房をやっています。
ジュエリー作家ですが職人の協同組合の仕事をしたり、藍染関連のお仕事もしたり、そういった業界に深く関わる人目線で情報発信もします。

かなり暑くなってきましたが、今日くらいの温度になると、工房に籠れません(;´Д`)
まあ、お客様がいる間は制作はあまりしないのですが(音がうるさいため)、今日はタガネを砥いでました。
洋彫りタガネは和彫りに比べて手入れが面倒です。

和彫りタガネも洋彫りタガネも素材は同じ鉄なのですが、使い方が全然違うのです。
洋彫りは押切るため、力の加減が困難なのです。
和彫りだと引き切りなので、力加減はしやすい+金槌で叩いて彫るので深く彫れるのです。

洋彫りタガネの場合、それができない代わりに繊細な彫りが可能なのですが、何しろ少しち摩耗したら切れなくなります。
なので日頃から研いだり整形したりが大変。
今日も一生懸命砥いでました。
1時間くらいお手入れしたのですが汗だく(;´Д`)
もう少し簡単にお手入れできんものだろうか…