オキナワシリケンイモリの菊姫ちゃん。
2022年から飼育しており、気が付いたら2年以上経過していた。
今回はこの2年間で気が付いた点を挙げていこうと思う。
飼育環境は小~中サイズ程度のプラスチックケース。
オキナワシリケンイモリはアカハライモリより陸棲が強いが、水棲寄りの環境の方がメンテナンスが楽である。
水棲だと床材や湿度で悩むことが無いし、陸地にいることが多いので、水はあまり汚れない。
・・とは言え、週に1回は水を換える。(水道水で大丈夫)
小さいプラケの方が水換えは楽だ。
通販やホームセンター(Olympic)で購入した流木を適当に組んで陸地を作る。
ミニ土管はあっても無くても良いが、たまにあの中に入っている。
寒くなったらあの中で冬眠しそうだが、関東圏で室内飼育の場合はそうならないだろう。
エサはトカゲブレンドフード。
菊姫ちゃんは迎えてから数ヶ月は人工飼料を食べなかったが、極限まで空腹状態にしたら食べるようになった。
オキナワシリケンイモリはアカハライモリ程、人懐っこくなく、人工飼料を食べないことがある。
食べない間は冷凍赤虫でやり過ごし、徐々に飼育環境に慣らせていけば、いずれ食べてくれる。
焦ることは無いので、半年~1年ほどは様子を見ていこう。
イモリは口が小さいので、エサが少しでも大きいと食べてくれない、もしくは食べようとするけど食べられない・・と言うことになる。
おまけに動作が遅いので、ピンセットで与えようとすると、鈍すぎて人間側のストレスとなる。
イモリの飼育は基本的に置きエサにしたいところだ。
トカゲブレンドフードは粒が大きいので、半分にカットし、水の中に沈めて与える。
面倒でも適切な大きさにカットしないと、結局食べてくれないことが多々ある。
イモリは鈍いため、丸一日気が付かないことがあるので、エサを沈めたら、イモリも水の中に放り込む。
そうすると早めに気が付いて食べてくれる。
エサやりは水換えの前日にすると、効率的にメンテナンスが出来る。
間違ってもメンテ直後にエサを与えるのはやめよう、せっかく水換えをしたのに水が汚れる。
イモリ等の両生類は基本的にスキンシップをはかる生き物では無い。
熱帯魚と同じような感覚で飼育したい。
あまり構わず、存在を忘れるくらいで丁度良い。
たまにケージ越しに観察する程度の距離感で飼育する方が、お互いにとって良い。
「爬虫類ブレイクさん、オキナワシリケンイモリの魅力は何ですか」と聞かれて即答することは難しい。
うっかり、「ありませんね」と答えそうになるが、敢えて言うなら「手間が掛からず存在感が無いこと」かもしれない。
非常に魅力的な爬虫類を飼育していても、温度や湿度、エサ等の管理で飼い主側のストレスになるくらいならイモリで良いのではないか。
飼育が簡単な爬虫類の代表格、レオパードゲッコーは腹が減るとかなりアピールしてくるし、ガーゴイルゲッコーは飛び跳ねる上に噛まれると超痛い(おまけに価格が高い)。
サンショウウオは地味なくせにエサや温度で悩み、飼い主側へのリターンより負担の方が大きい。
ヘビは魅力的だが、世間体的にまだまだ理解されないし、フンが臭い。
ヒキガエルのコスパは良いが、図体がデカいのでスペースを取ることと、フンが大きいことが気になる。
こう考えると、イモリのコスパは非常に良いと言える。
多少毒舌になったが、様々な生き物を飼育してきて、「手間が掛からないペットのベスト3」に入るのがイモリである。
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