ニホンヒキガエルの冬将軍が脱皮をしている。
「え?カエルって脱皮するの?」と驚かれる方もいるかもしれない。
私自身もカエルを飼育するまで知らなかったし、初めて目撃したのは、三年前である。
当時は感動したが、今となっては見慣れてしまった。
四匹いるヒキガエルが毎月代わる代わる脱皮をするからだ。体感的には毎日誰かが脱皮をしているように感じる。
目に見えて分かる脱皮の予兆は、皮膚が白っぽくカサカサしてくる。怠そうにしている等。
因みに、ヒキガエルは脱皮中に、他のカエルに噛まれても何事も無かったかのように脱皮を再開する。
また、ヒキガエルは脱皮中でも餌を食べようとする。
脱皮に失敗して死ぬ生き物がいる中で、ヒキガエルの脱皮はカジュアルに見える。
脱皮を終えると、皮膚がツヤツヤになる。
ちょっとした傷や汚れ等は脱皮で綺麗になってしまうが、膿むような傷跡だと、脱皮が済んでもそのまま残っている。
そして、脱皮を重ねながら成長していくのである。
ニホンヒキガエルの冬将軍は、四匹の中でも成長が遅かった。
その理由は、彼は胃腸が弱く、餌を沢山食べられないからである。
他のカエルなら問題ない量でも、彼は消化しきれず吐いてしまい、茶色い液体でペットシーツを汚してしまう。
四匹の中で一番負けん気が強く活発に動き回る彼が、実は一番胃腸が弱いなんて皮肉な話である。
【最近】
しかし、最近餌の量を少なく調整し、吐かせないようにすると、段々と大きくなってきた。
飼い主としては沢山食べさせ効率化を図りたいところだが、吐かせてしまっては元も子もない。
効率を考えると全カエル一律にしたいが、個体差を考え、微調整することが、結局一番効率が良いのである。
【2018年】
三年前の冬将軍がこちら。
これに比べると、大分大きくなったと言える。
壺の上にいるミヤコヒキガエルのマグマくんが、一番大きかった時期もある。今は一番小さい。
同じヒキガエルでも、個性があり得手不得手がある。個体差を考え、痒いところに手が届くようなキメ細かい飼育が、最も効率よく生体を成長させられるのである。
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