レオパの温度勾配の重要性 | 爬虫類ブレイク

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ヒキガエル、レオパ、ウパ、イモリ等の記事や、たまにワインのことを書きます。悠と申します。Twitter、Instagram更新中です。

ヒョウモントカゲモドキのアルテミスが夏バテを起こし、前回は、保温シートに隙間を作ったところで終わっていた。

その後の結果をご報告しよう。

 

保温シートに隙間を作ることで、2~3度程、下がっていた。

レオパの飼育温度は下から26度、上限は40度程とされているので、まあ、その範囲内に収まっているであろう。

 

・・・。

まだ暑そうにしていた。

死んでいるように見えるが、生きている。

これまで、この温度帯になっても、水入れに浸かることなく、元気であったが、今年に入り、5月の終わりが見えてきた頃から、このようになった。

冬期とケージ内の温度計の数値は同じ、それなのに、何故このようになるのか考えてみた。

 

やはり、これまでとの違いは、気温、室温である。

室温が影響してくる要素として、ケージ内の温度勾配が挙げられる。

ケージの奥の方は35度を差していても、手前の方は30度を切る時間帯があり、暑い場合は、そこで涼んでいたのであろうが、猛暑により室温が30度に迫ると、その勾配が無くなり、ケージ全体の温度が上がってしまうのだ。

結果、涼める場所が少なくなり、水の中に避難したのだろうと、推測できる。

 

冬場でケージ内温度が35度を超えてもピンピンしていたのは、室温は20度を切り、10度に迫るほど寒かったので、高温、中温、低温がバランス良く実現できていたのだろうと思う。

温度計の数値は同じでも、「勾配」と言う目に見えない温度の数値は違っていたわけである。

その冬の印象を引きずったまま、突然の猛暑日、これにより、レオパの水ポチャ現象が発生したのだ。

 

去年までは、6月に入る頃から、冷房掛けっぱなしで、室温管理していたので、水ポチャにまでは至らなかったのだろう。

今年は猛暑日になるのが異常に早かったため、飼育環境を冬仕様から夏仕様のセッティングへ移行するタイミングが図りにくく、後手に回ってしまった。

これが真相である。

 

取り敢えず、ケージに被せていた保温シートを取り外した。

これにより、温度が下がるはずだ。

 

更に1度~2度程、温度が下がった。

 

保温シートを外すと、みすぼらしいケージに見える・・。

子供の秘密基地のような・・(・∀・)

ガラス面にくっつけているのは、断熱材である。

あれらが無いと、ケージ内温度は上昇しにくい。

 

ケージ内温度は35度~36度、猛暑日も過ぎ去り、気温も27度まで下がり、室温は25度まで下がった。

それぞれの温度が下がり、水ポチャ現象は無くなった。

気持ちよさそうに寝ている。

 

今回の教訓は、温度勾配の重要性と、季節(室温)により理想的な飼育温度も上下することである。

文字にしてみると、当たり前のことだが、通常、私は6月頃から秋まで冷房を掛けっぱなしにして室温管理をしているので、その一定過ぎる飼育環境に慣れてしまうと、気付きにくい盲点であった。(私とレオパ、お互いに)

私が飼育しているのはレオパだけでは無いので、夏の場合は保温より保冷を優先している。

冷房の時期に入れば、取り外した保温シートを再び設置することになるだろう。

因みに、これらの要素プラス、生体の個体差も重要だ。

40度付近で元気にしているレオパを私は見たことがあるのだ。

 

爬虫類飼育は、常に手探りで、観察と対応、工夫の繰り返しである。

まあ、それが面白いのかもしれない。

 

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