最近、カエルたちが水入れの中にフンをしてくれない。
先日のことだが、キッチンペーパーの上に二つもフンが放置されていた。
三匹居るカエルの中、犯人が二匹も居ることになり、これはかなりの確率である。
まあ、キッチンペーパーをグシャッとゴミ袋へ入れれば処理は済むので楽ではあるが、水入れの中にしてくれれば、洗面所に水ごと流すだけなので、それが理想なのである。
私は、彼等が何故、水入れで排泄しないのか、観察してみることにした。
飼育環境に問題があるのかもしれない。
ふむ。
何故か三匹一緒に水入れに入っている。
こいつらが何を考えているのか、私には理解できないが、この状況ではフンをしづらいであろうことは、分かる。
本能的にも生理的にも嫌だろう。
どこぞの発展途上国の下町の便所ではあるまいし・・。
女性の読者には分からないかもしれないが、男子トイレで小をする場合は、仕切りも無くズラッと横一列に並んですることになる。
帰宅ラッシュ時の駅ナカのトイレなど最悪だ。
両隣にオッサンがいるだけで、私は逃げたくなるのだが、画像のカエルたちは、まさにそのシチュエーションと言える。
何故、画像のようになるのか・・、恐らく水入れ(タッパー)が小さいのだろう。
昔はこれで良かったが、奴らは成長し窮屈になったのだ。
特に、ヤマヒキガエルの蘇芳(スオウ)の成長が早く、タッパーの半分以上を塞いでいる。
カエルの体色は環境や精神状態によって変わるが、この日の蘇芳は黒ずんでいた。
水入れが窮屈なのかもしれない。
ミヤコヒキガエルのマグマが早々に逃げ出した。
まあ、蘇芳とニホンヒキガエルの冬将軍で、タッパーは完全に塞がれているので仕方ない。
彼等が水入れにフンをしない理由は、間違いなく”これ”である。
水入れが狭いのだ。
大きいタッパーに交換するか、もう一個増設する必要がありそうだ。
あまり水入れが大きいと、かえって落ち着かず、中でフンをしないことは過去に判明している。
私は考えた後、タッパーを一個増やしたのであった。
カエルとは、何ともデリケートな生き物である。