夜間のレオパは活発である | 爬虫類ブレイク

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ヒキガエル、レオパ、ウパ、イモリ等の記事や、たまにワインのことを書きます。悠と申します。Twitter、Instagram更新中です。

私は家賃がそこそこ安いマンションに住んでいる。

埼玉県の田舎なので、安い割には部屋は広い。

そのマンションの一室を生き物部屋とし、私の生活空間と区別しているが、たまに生き物部屋に布団を敷き寝ることがある。

 

四月に入って間もない頃、生き物部屋で寝ていると、何やらガリガリと音がした。

ヒキガエルが発する物音は、キュッキュッか、バチャンなので、何かを擦る音は別の何かが発していることになる。

 

私は、「うるせーな」と呟き、部屋の電気を点けると、ヒョウモントカゲモドキのアルテミスが、ケージの扉によじ登っていた。

彼女は夜行性なので、夜は活発に動き回る。

 

「お前、何やってんの」と問うても、何も返答は無かったが、何となく気まずい空気になった。

子供が夜にいたずらをしているのを目撃した親の気分になった。

 

下方を見ると、後ろ足の爪と、太い尻尾でバランスを取っているようだった。

ガリガリと言う物音は、この爪から発せられているようである。

運動神経ゼロのアルテミスだが、夜は運動能力が向上するようだ。

 

その後、彼女はストンと床へ落ちると、何事も無かったかのように、家へ帰って行った。

普段は交わらない昼行性と夜行性の対面であった。

何とも言えない気分になったが、私も消灯し、布団へ戻った。

 

この記事を書いている今日は、令和初日である。

初日から爬虫類の記事を書いている私は、やはり変人であろう。