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H+13 ARCHITECTURE & ASSOCIATES

京都在住の週末ケンチクカ、H+13の活動ブログ。
建築とアート、時々水平式クレーン。

金沢へ


思い出せない色


紡績工場倉庫群を改修した教育・創作・展示が一体となった施設。

水盤とパッセ-ジを前面に配し、連続性を出しているが、

鉄骨のごついのが気になる。



思い出せない色

内部は木造の架構が残っており、外に比べ豊かな空間が広がっていた。

で、この作品。キてる。


コールテン鋼のようなスチールで作られたオブジェクトは、

ラピュタのロボット兵のようで、グッと来た。

また、時を重ねた木とよく合う。



思い出せない色

子兵のように並ぶ作品。



思い出せない色


回る羅針盤。




思い出せない色

聳え立つ旋風機。



大分好みの作品だったから、
手が届く値段なら、マジ欲しいと思った。

宮崎へ

日本で初めてブルネイ賞を取った駅。
思い出せない色


特徴は、

木の構造(杉の集成材)による上家、
思い出せない色


等分布加重対応の土木の梁と防風スクリーン、
思い出せない色

駅前広場の延びる大庇である。
思い出せない色

リン酸処理された細かいスチールフレームと

杉の集成材が洗練された空間を作り出す。


ただ、予想以上では無かった。


一時間に一本くらいしか電車が止まらない駅なので、

島式で二面二線のホーム空間では、この構造の空間比率は少し無理がある。

さらに、内部には待合所等があり、連続した空間としては認識しづらい。


それでも、やはり日本の駅のエポックメイキングには違いない。









今年一発目、結果が出る前に。
また、後輩との共同作品。

思い出せない色

思い出せない色

思い出せない色

思い出せない色


「通常、物販店舗では不特定多数の人々を対象とし、一対多数のサービス形態が採られている。

 この店は、モノと人との関係を1対1とし、モノと向き合うことを目的とした空間が用意されている。

 個別のサービス形態をとることで人々の特別感と期待感は高揚し、購買意欲は促進される。

 我々が提案するショップは、人と人の一期一会の出会いのように、

 人とモノとの出会いを演出するものである。」


急な出張が入ってしまい、最後のプレゼンは任せてしまった。

文章もギリギリになってしまい、ホテルからファックスした。

でも、なんとか納得いく作品にはなったと思う。





高知へ

思い出せない色

念願だった地へ。
内藤廣の最高傑作と言える空間。

思い出せない色

槇さんの葬祭場が建築における空間の美と質の体現とするなら、
内藤さんのこの建築は、建築以前の空間の空間化と言えると思った。

思い出せない色

端的に言うと、大きな木の下か、洞窟の中にいるような
根源的な開放感と安心感がある。

思い出せない色

構造は思っていたよりごついが、
それが自然的で違和感が無い。

SANNAのようなプロポーションによる揺さぶりがなく、
力強さと逞しさがある建築だ。
時代を超える建築はこういうものだと感じた。







出張で九州へ。
とうとう行った来た。
聖地へ。

ヨーロッパにズントーがいるなら、
日本には槇さんがいる。

両者の建築に言えることは、
言葉やメディアは意味を成さないし、
行かないと本当の良さは永遠に分からないという点だ。


思い出せない色
斎場


思い出せない色
待合


思い出せない色
収骨室横


思い出せない色
中庭


思い出せない色
炉室前


思い出せない色
告別室


思い出せない色
告別室横


思い出せない色
エントランスポーチ


思い出せない色
ランドスケープ


思い出せない色
階段


どこを撮っても絵になるんだが、
それだけに自分の写真の不甲斐無さが露になる。

建築が美を内包するとするならば、
それを体現している本当の建築はここだと思った。

ただ、残念なのは、極端な美は何かを犠牲にしてしまう。
最後の写真のように、日本一美しい階段も張り紙が張られてしまうし、
雨の処理がきわどいから、雨漏りや天井の劣化は激しかった。

それでもやはり、ここで弔われたら、本望だと思った。







あけましておめでとうございます。
気分を変え、題名を変えました。

思い出せない色

「セカンドネイチャー」
本来は「後天的な習性」や「第二の本能」という意味があるが、
今回はデザインにおいて自然の原理を取り入れ、
新たなる自然。「第二の自然」を創り出す試みである。

現象・生命・光・変容と四つのキーワードに構成される。

千枚の紙を切り抜いて造られた安部典子の「地のかけら」、
神秘的な美しいダンサーの映像が印象的な串田壮史の「REINCARNATION」など、
純粋に美しいと思う作品が多く、見ごたえがあった。

まぁ、でも吉岡さんの展示は別格。
入った瞬間、キた。ヤバイ。
ファイバーで作られた重なり合う線が、霧のようにあたりを包み込んで、
不均質な第二の自然を形成していた。

この展示室は今まで見て来た中で一番だと思った。
ストローの時もそうだが、身近なモノを使って
別次元の様相を作り出すデザインは驚嘆に値する。

帰りに、MOMAで作品集を買って帰った。










女子に混じって、男二人で行ってきた。

千紫万紅

予想よりは混んでなく、ちゃんと作品と向き合えてよかった。

やはり目に付くのはミクロなアングルと切り取られた色だ。
カール・ブロッスフェルトが植物から静的な美を見出したなら、
彼女は、動的で刹那的な世界を表現している気がする。

我々が見出せない対象の可能性を、
独特な世界観を有して、別次元の美へ昇華させている。

やはり、彼女の撮る人は美しい。
「かっこいい女子は国宝だと思います」
ホント、栗山千明とかマジ国宝級。


千紫万紅


実はこっちもメイン。
以前、ワンダーウォールの展示で出会って、気になっていた人だ。

伊藤若冲の花鳥画のようでありながら、
漫画風の繊細で、気が遠くなるような線で構成されている画。

埋め尽くされる白と黒。
伝統を用いながら、軽々とそれを超えていくこの画は、
現代を、今という感性で如実に表していると思った。
これで、24歳。末恐ろしい。



今年最後だが、
行ったモノに比べて、後半は半分も更新できなかったのは反省。
記録が目的なのだから、
来年は、行ったとこはコンプリートしたい。











前の続き。

千紫万紅

実相院

床紅葉が有名な岩倉の寺院。
やはり時期が時期だったので人が多いし、
床紅葉もなんか観光化されてしまっている感じは否めない。
期待していた分、残念。

しかし、襖絵には狩野探幽、永徳の作品もあり、
庭園も写真の一仏八僧の枯山水の庭も、
なかなか奥行きが感じられてよかった。


千紫万紅

蓮華寺

左京区にある天台宗の寺院。
写真の池泉観賞式庭園が有名。

庭自体、実際は狭いのだが、
池、灯篭、石の巧みな大きさと配置によって、
山奥の庵のような感覚さえ抱かせる。

ただ、坊主の説法?が長くてだるかったが、
それでもこれは、東京から来た甲斐があった。


千紫万紅

瑠璃光院

建築は数奇屋の名人と言われた中村外二。
作庭は佐野藤右衛門。

2階からの眺めを期待して行ったが…
やはり時期なのか、よく見る写真とは異なる。
観光化されている感じがした。

しかし、傾斜地を生かしたアプローチと建築空間は良く、
もう少し、時期と時間を選べば印象が違ったと思う。


千紫万紅

スフェラに行ったら、福井利佐さんの展示会がやっていた。
現在、artgeneでブログも書いているが、
切り絵と言う少し古臭い手法を用いながら、
現代のアート界でも異彩を放つ、唯一無二の存在だ。
有名な所では、中島美嘉のアルバムのジャケットを手がけている。

特に、「たらちね」の映像と切り絵の作品は引き込まれた。
濃い表現でありながら、
儚さと繊細さが同居する初原的な世界が感じられる。
二次元でありながら、三次元の空間性を有す素晴らしい作品だ。





















千紫万紅

秋田さんに会いに後輩と三茶へ。

やはり予想通りの人で、
力が抜けてはいるが、言葉には説得力があった。
よく、潔いデザインと言っているが、
それは、やはり人柄にも表れていた。
好きな理由もそこにある。

デザイナーの多くは、
やはり自分の美学や信念を形態化していると感じる。
それは、いろいろな言葉を擁して、
必要条件であるとは言うが、
良くも悪くも作品としてストイックな部分が強い。
根本的なモノを犠牲にして成立する美しさには、
少し違和感がある。

秋田さんのデザインは、
形としては多少妥協しているが(機能性やコストを重視するから)
モノのかなり完成度は高く、本質的なところをデザインしていると感じる。

写真のIHプレートは持ちやすく、収納もコンパクトだし、
コーヒーメーカーも消し忘れもないし、冷めないし、省エネ。
しかも、両方普通に安い。
ユーザーのためのデザインになっている。

デザイン家電って一人歩きしていると思うが、
多くはデザイナーズ家電だと思う。
本質的なデザイン家電を作っているのは(家電に問わず)
日本では秋田さんが一番だと思う。


















一ヶ月前になるが、京都へ行って来た。

千紫万紅

霊雲寺

東福寺の塔頭の一つ。
重森三玲の霊の庭。
行くまでは、少しうるさいかと思っていたが、
違和感まるでない。
流れ行く雲のラインと律動的な波紋が
見事に奥行き感と独自の世界感を醸し出していた。


千紫万紅

泉涌寺

弘法大師が庵を結んだ事が事の由来らしい。
現在は、皇室の菩提寺として有名。

参道から入ると重文でもある仏殿が正面に鎮座する。
三間、三間の裳階付きの禅宗様の建物で
天井には狩野山雪の蟠龍図が絵描かれている。
絶妙ののプロポーションと三手先斗が美しい。

千紫万紅

御座所の庭園はなかなか見事の紅葉で、
池に浮かぶ紅葉も綺麗だった。


千紫万紅

智積院

宝物館には、国宝の等伯の楓図がある。
等伯といえば、松林図屏風が一番好きだが、
色とりどりの色彩の妙は、華やかで美しい。

庭園も縁側が池まで張り出しており、
浮かんでいるようで、空間に広がりを感じる。


最後に、細見美術館の「花に協奏曲」を見に行った。
抱一、其一、雪佳とどれもなかなか良かったが、
雪佳の十二ヶ月草花図がどれもかわいいく、心に残った。