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H+13 ARCHITECTURE & ASSOCIATES

京都在住の週末ケンチクカ、H+13の活動ブログ。
建築とアート、時々水平式クレーン。

SDを見に。

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大きく分けると、
1.地域に寄り添う系、
2.プロセスを共有する系、
3.ダイアグラム的に解いた系、
4.建築の新しい形を作る系。

特に、最近は1と2が増えてる気がする。
あとは、プレゼンのためのプレゼンになってて、
本当に空間に落とし込んでるん?
みたいのも散見された。

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今年は、ワクワクする案はなかった。
もっと、建築の新しい形を力強く打ちだす案が個人的には見たい。

米澤さんのスケッチは、
かわいく、アクティビティが見えて、
いい表現だった。

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解体工事が進んでます。
空間が見えてきて、
特に梁がいい感じです。

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とは言っても、想定と違う部分もあり、
どう処理するか、その場で対応しなくてならない。
細かい部分の納まりと空間性を鑑み、
決定するのは、やはり楽しい。
壊すことは、クリエイティブと再認識。

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明日は、現場で工務店さんと打ち合わせ。
想定外の外壁まわりの処理が課題か。



空間と光と色をチェックするために、
1/30の模型を作成中。

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リノベーションだから、どこを残し、どう調和させるかが課題。
図となる吹き抜けに浮かぶ下見張りの壁と
地となるモイス壁のバランスは良い。
その他の屋根と妻面の壁の設えがしっくりこない。

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フォトショで、検討するか。
寝室の壁も決まらない。。。

こないだ、旧友と石川へ建築旅行へ。
一発目はサイエンスヒルズこまつ。



ランドスケープと建築が一体となった建築。
スラブが波打ち、屋上庭園と地面が有機的につながる意欲的な案。
コンペの時から、出来上がりを期待してたのだが・・・

連続した外部空間は、線的になんとかつながっているだけで、
空間としては貧弱。駅前の公園の方がましかも。

外部は、写真の面だけがまし。
内部は、分断された内外がオーバーラップ空間は良い。
が、サッシの割り付けやディテールがずさんで目につく。
内部調整ができてないのか、ロールスクリーンと配線までもが露出。
まさに、コンセプト倒れの建物。

やはり建築はディテールを黙殺した空間(BIGとか)か、
ディテールが消えるほどに、一体化された空間(谷口さん)か
もしくは、ディテールが空間と調和した空間(槇さん)が好きだ。

だが、みんなでダメだしが出来たので、勉強になった。









こないだ、解体とインフラの現地立ち会いを行い、


見積り図の内容確認を行った。













40年前とあって、配管が厳しい状況と分かった。

既存利用案と、はつって床下で新規で振り回す案の2パターンの見積りを依頼。



あと、給水管は路地に引き込んでるから、

水圧が弱くブースタータイプかロータンク式が、ベターとのこと。

また、浴室内にトイレ設置しているので、コンセントが漏電の恐れがあるとのこと。

せめてロータンク式は避けたいので、検討中。



来週末には、見積りがあがるようなので、

その間に、VE案の検討と模型を作成し、

色や照明の検討進めよう。



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ちょっと前になるが、
ギャラリーインカーブさんとテズカヤマギャラリーさんに
チケットをもらったので、行って来た。



今年は、去年にくらべ、駄作は少なかったが、
心にぐっとくるのも多く無かった気がした。

そんな中でも、
ユルキヤスヒトさんの単色クレヨンのドローイングは、
光が煌めき、抽象の中にゆらぎが起こっていて、きれい。

画像のシャルル・フレジェのワイルドマンの写真は、
ヨーロッパの伝統的な祭りに見られる獣人を取ったもの。
(日本で言えば、なまはげか。)
歴史の中で育まれた信仰と想像力の豊かさには、驚かされる。
とりあえず、8月に増版される写真集を買おう。


今年も一点、アートピースを買った。
池田慎さんの熨斗紙。



熨斗紙にタカ印(京)と刺繍してある。
誰にも気付かれないように、書かれている文字を、
祝うわけでもなく、紙に再構築している。
シュールでありながら、物の見方にゆらぎをかける感じが気に入った。
どのように保管するか、悩み中。

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今日、実施設計が終わり、業者さんに見積もりの依頼をした。
とりあえずは、一安心。

今回は、時間が限られていたので、
スケッチをメインでスタディを重ねた。

思ってたより、空間をイメージでき、思う空間を設計に反映できたのは収穫。
下手くそと思ってたけど、意外と第三者に伝わることも分かって、今後勉強にもなった。


京都に建つ以上、そのDNAを引き継ぎ、
今の時代に則した空間を提示できればとは思う。

やはり、気になるの吹き抜けと2階のボリューム感、
あと、それをつなぐ、階段のあり方が悩み所。
連続性を保ちつつ、断絶したつなぎ方を目指したい。


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こないだ、埼玉へ住宅の展示会を見に行って来た。
題名のとおり、今見ても色あせることが無い伝説の家々が並んでいた。
気付いたら2時間経っていて、友達の結婚式に遅れそうになる。



丹下さんの住居は、軽やかでいて、桂のように燐として綺麗。
清家さんの私の家は、自由度が高く、それでいて場に強度がある。
坂本さんの水無瀬の町家は、ラフな塗りつぶされた白に、分節と多様性が豊か。

どれも良いが、一番好きな空間は、伊東さんの中野本町の家だ。
内省化され抽象化された空間は、美しすぎで儚い。
空間は光をうつし、光は空間の規定する。

私的過ぎる空間は家人と縛ってしまったのか、
他の人を受け入れず、壊されてしまった。

儚くも美しいその様相は、
狂気と美を併せ持つ桜のように、散る運命だったのかもしれない。


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京都で、築40年の古民家の改修を計画中。

実測からから始まり、屋根裏、床下や柱の状態を調査。
構造検討をし、スケッチを書いて、計画案を作成。
2ヶ月を経て、いよいよ方針が固まった。

先日は、現場で工事関係者と打ち合わせを行い、
計画案の説明をし、解体の方針を決めた。
来週末には、設備業者とインフラの確認をし、解体の範囲決める。

今後、見積もりと金額調整に入っていくが、
現時点で、2割くらい予算超過しているように感じる。

ただ、この金額調整は悪いことばかりでは無い。
計画で増やした事柄を精査できるからだ。
どうしても、あれやこれや増やしてしまい、
計画に切れが無くなっていることがある。
本当に、必要なものを吟味し、削っていくことで、
当初のコンセプトに磨きがかかり、強度を保つことができる。

この改修される空間は、
新旧を対比するような二項対立の空間では無く、
時間と空間が重層するような深みのある様相を実現できればと思う。

現地写真01


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4/3 嵐の中、堂島リバーフォーラムへ

この時期だし、この題名だから、
これからの建築が示唆されると思って行ったが...

ただの若手の近作発表会。
企画の意図も説明もないし、海外の家もあるしw

氏はメディアの利用や周りを巻き込み力はうまいと思うが、
少し中身が伴ってないと思う。
頭がいいはずなのに、使い方が残念な気がする。

企画はどうあれ、屋根裏設計の羽倉崎の家が印象に残った。
OMAのクンストハルの住宅版。
形式的では無いし、空間的に無理してない(物理的に無理してるだろうが)
感じが爽やかなで気持ちよさそう。