題名のとおり、今見ても色あせることが無い伝説の家々が並んでいた。
気付いたら2時間経っていて、友達の結婚式に遅れそうになる。
丹下さんの住居は、軽やかでいて、桂のように燐として綺麗。
清家さんの私の家は、自由度が高く、それでいて場に強度がある。
坂本さんの水無瀬の町家は、ラフな塗りつぶされた白に、分節と多様性が豊か。
どれも良いが、一番好きな空間は、伊東さんの中野本町の家だ。
内省化され抽象化された空間は、美しすぎで儚い。
空間は光をうつし、光は空間の規定する。
私的過ぎる空間は家人と縛ってしまったのか、
他の人を受け入れず、壊されてしまった。
儚くも美しいその様相は、
狂気と美を併せ持つ桜のように、散る運命だったのかもしれない。
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