『タンゴ探しの旅』への道(その6) | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

ブログの説明を入力します。

おかげさまで、公演『タンゴ探しの旅 ~二つの川を渡って~』は無事に終了いたしました。遅ればせながら、公演にいたる日々と、公演中、公演後のことを数回に分けてご報告させていただいております。今回は6回目で、公演写真が仕上がるまでこの後いったん中断します。

 

6月16日(日)。千秋楽(千穐楽)の本番が終了し、片付け、支払い、乾杯、打ち上げという流れだ。

 

楽屋で必死に片づけをしていても、出演者やスタッフが次々にやってきて質問をするので、なかなか進まない。(笑)でも、あまりみんなを待たせてもいけないので、2件の支払いを終えてから男性楽屋に飛んで行った。そして乾杯。ビールがおいしい!

 

ミゲル・デ・バダホスさんが歌い、北岸麻生さんが弾き、ジャマキートさんが踊る。楽屋でこんなことができるなんて、KAAT神奈川芸術劇場は本当に素敵なところだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

お酒も随分まわってきたところで、予約の18時には少し早いが、打ち上げ会場「翡翠楼」本店に行くことになった。ただし私は、劇場事務所へのご挨拶を済ませ、一足遅れで打ち上げに行くことに。

 

今回、KAAT神奈川芸術劇場からはプロデューサー、制作など5人の方が観に来てくださった。なにせ、フラメンコ界には少々敷居の高いこちらの劇場を使わせていただくのは、イスラエル・ガルバンに次いで、今回の私たちがまだ2番目なのだ。

 

 

 

 

 

私は、30年以上前イスラエルに習ったことがあり、師と同様KAATで公演ができることは光栄なことだった。写真は1996年セビージャのとあるバルでの一枚。その時、私はラファエル・デ・カルメンと初リサイタルのパレハの練習中で、イスラエルはそのスタジオに来てくれたのだった。その後、バルでみんなで飲んだ時に撮った写真。

 

 

 

 

 

KAATのHさんと、コロナ禍真っただ中の2021年6月のイスラエル・ガルバンの公演の話で盛り上がり過ぎ、危うく打ち上げに遅刻しそうになった。それにしても、KAATは本当にスタッフのみなさんも熱いハートの持ち主ばかりで、居心地のいい劇場だった。また、ここに戻ってくることができればいいな、と少ししんみりした。

 

18時、中華街の「翡翠楼」本店へ。2階の個室をキャスト13名、エキストラ4名、カメラマン1名、スタッフ2名の20名で予約していた。

 

私が到着するまで、みなさん飲まずに待っていてくださった。まずは私の短いスピーチで乾杯。すぐに、ギターや歌が始まり、最初に踊ったのは今回みんなにかわいがられていた15歳の山本涼さんだった。そしてペペ・マジャ・マローテさんがギターを弾き、ミゲル・デ・バダホスさんが歌い、河野麻耶さんが踊った。

 

 

 

 

 

 

 

 

(公演後のぜいたくなひと時!)

 

以下、この日の料理。予算の関係で少し品数が少ない(北京ダック、鶏のから揚げ、豚バラ肉の角煮、蒸しパンなどがない)コースだが、どれもおいしい。飲み放題付き。

 

広東式三種冷菜の盛合わせ。

 

 

 

 

 

三種具入りフカヒレスープ。

 

 

 

 

 

大海老の特製チリソース。

 

 

 

 

 

翡翠樓特製春巻き。

 

 

 

 

 

鶏と野菜、カシューナッツの炒め。

 

 

 

 

 

このお店の名物、元祖翡翠チャーハン。テレビなどの取材多数。

 

 

 

 

 

 

杏仁豆腐。

 

 

 

 

 

「ここが横浜だということを忘れないようにしよう!」とお互いに注意しながら、20時半まで打ち上げを楽しんだ。でも大丈夫、誰も酔いつぶれた人はいませんでした。(笑)

 

翌日の仕事の関係で、一足先に店を出る北岸麻生さん。彼のプロローグの「リベルタンゴ」と、エピローグの「タンゴ」でのフアン・カンパージョの超ムズファルセータの演奏には、ギタリストのお客様がみなさん驚愕されていました。

 

 

 

 

 

そして、『タンゴ探しの旅』に勇気をもって参加してくださったマーシー先生とマギ先生。本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

短い期間でしたが、まるでヒターノの大家族のようにまとまったメインキャスト13名、エキストラ7名、計20名による『タンゴ探しの旅 ~二つの川を渡って~』は無事終了しました。これからは、それぞれの持ち場・仕事に戻ります。

 

ご来場くださったお客様、遠くから応援してくださったみなさま、出演者のみなさま、スタッフのみなさま、KAAT神奈川芸術劇場のみなさま、本当にありがとうございました! 

 

大森有起さんの写真ができましたら、またご紹介させていただきます。アーカイブ配信のお知らせもあらためてさせていただきます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!