『タンゴ探しの旅』への道(その3) | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

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おかげさまで、公演『タンゴ探しの旅 ~二つの川を渡って~』は無事に終了いたしました。遅ればせながら、公演にいたる日々と、公演中、公演後のことを数回に分けてご報告させていただいております。今回は3回目です。

 

6月14日(金)。劇場への搬入及びセッティングの日。小道具や衣装など、荷物のトラック積み込みは前日済んでいるので、私は自分の身の回りのものだけ持って8時45分劇場入りした。

 

まず、5つの楽屋を男性出演者、女性出演者、技術スタッフ、主催者・制作スタッフ、早着替えの部屋に分け、9時からの朝礼に参加。朝礼後は劇場事務室へのご挨拶、神棚へのお参りを経て、制作事務の仕事をスタッフに引き継いだ。なにせ、作・構成・演出に加え私はキャストでもあるので、さすがに劇場に入ってまでは制作事務はできないからだ。

 

そうこうするうち、早くも午前中から出演者が楽屋に荷物を置くため次々に劇場入りしてきたので――サウンドチェック16時、リハーサル18時開始だったが――、KAAT神奈川芸術劇場のけっこう複雑なバックステージをご案内した。

 

ホールでは劇団四季の『オペラ座の怪人』が開催されているため、楽屋通路、自動販売機、喫煙場所など一部共有スペースもある。写真はエレベーターに貼られたシールと5階のロビーのポスター。左のホールが『オペラ座の怪人』で、右の大スタジオが『タンゴ探しの旅』。

 

 

 

 

 

 

 

キャストとスタッフで総勢51名いるので、お弁当も数種類が山積みとなる。写真は、14日の昼のお弁当。

 

 

 

 

 

お弁当を大急ぎで食べてから、13時にみなとみらい線の隣の馬車道駅近くのスタジオでリハーサルを行った。今回母親役を演じる河野麻耶さんが、「劇場近くのスタジオで最終リハーサルをやってから、みんなで劇場入りしましょう!」と手配してくださったのだ。河野さん、ありがとうございます! 

 

15時半にリハーサル終了後は、徒歩で三々五々劇場へ向かった。写真は夜のお弁当。お腹がすいて、16時台に食べている人が多かった。(笑)

 

 

 

 

 

リハーサル(メイク・衣装付きの「止め通し」)は予定では2時間だったが、2部のエピローグ前までを2時間半かけて何とか通せてホッとした。21時完全退館ということで、私と制作チーフの篠原あさみさんは各楽屋の見回りを経て、ギリギリセーフ。

 

 

 

 

 

今回キャストとスタッフのうち、家が遠い21名が中華街のホテル4ヶ所に泊まることになっていた。私が朝陽門近くのビジネスホテルに着くと、伊藤笑苗さん、舞台監督さん、舞台監督助手の方とフロントでお会いした。同じホテルに泊まる予定のペペ・マジャ・マローテさん、ミゲル・デ・バダホスさん、出水宏輝(Farolito)さんは、河野さんといっしょで、まだ到着していなかった。写真は、河野さんと出演者5人。シェアさせていただきました。素敵な笑顔で、楽しそう!

 

 

 

 

 

翌日はいよいよ初日。みんな、ゆっくり休んでね。(つづく)