昨日は、野村眞里子フラメンコ講座「スペインとフラメンコを知る」の16期2回目、通算76回目で、テーマは「ソレアの歌振りをどう踊る?」だった。ゲストありの会だった前回に続き、今回もバイレにジャマキートさんと山本涼さん、カンテに小松美保さん、ギターに北岸麻生さんをお迎えしての講座となった。
一応下記のような内容の資料も用意したが、ジャマキートさんがゲストの場合、踊りのみならず講座自体も即興性を帯びるはずだ。いったいどうなるだろう? と、少しばかりドキドキしながら開始した。(笑)
1.前回の講座のこと
2.ソレアの基本と成り立ち
3.ソレアの種類
4.踊り手とソレアの衣装
5.ソレアの踊りの構成
6.ソレアの歌詞
前回の講座は「マヌエル・デ・ラ・マレーナカンテリサイタル」だったため、その思い出話を少ししてからゲストの4人をお呼びした。
あらかじめ打ち合わせをしたわけではなかったが、衣装が白黒水玉でそろってしまった。北岸さんと小松さんが白黒水玉のシャツ、ジャマキートさんが白黒水玉のネクタイ、そして私が白黒水玉のファルダ。ただ一人白黒水玉でない涼さんだったが、ジャマキートさんがすかさずフォロー。「お見せするわけにはいかないんですが、実は涼君、今日パンツが白黒水玉なんです」と言って、少し緊張気味だった受講生のみなさんを笑わせた。
「ソレアの基本と成り立ち」について詳しく説明した後、「ソレアの種類」では30種類ほどある中から、日本でフラメンコを踊っている方には馴染み深い「ソレア・デ・トリアーナ」「ソレア・デ・アルカラ」を小松さんに歌っていただいた。
このあたりから、ジャマキートさんが少しずつ即興で歌振りを踊ってくださることになった。まだ「ソレア」を踊ったことがないという15歳の涼さんも、歌を感じながら踊るように言われ、しっかり踊った。受講生からは「英才教育ね」と驚きの声があがった。
また小松さんには、歌ったことがないという「ファンダンゴ・ポル・ソレア」をジャマキートさんが急に歌うように言うなど、「無茶ぶり」に近い進行となった。(笑)とはいえ、小松さんも、北岸さんも見事にこなした。
そして、即興に関する見解をジャマキートさんが話された後は、いよいよ全員でやってみることになった。小松さんの歌う「ソレア」を全身で感じ取ってどう踊るかを、1人1人がジャマキートメソッドで実践したのだ。そして、最後はジャマキートさんが模範演技で締めくくった。
講座終了後はいつものように記念撮影。そして、翌日の準備がある北岸さんをのぞき、4人で夕食兼打ち上げに行くことにした。うかがったのは下北沢「ヴァベーネ」。
まずは乾杯。未成年の涼さんはブラッドオレンジジュース、他の3人は生ビール。突き出し。
食べ物はお酒のあてになりそうなものを中心に選んだ。
5種前菜盛り合わせ。すごい迫力。
ホタルイカのアヒージョ。ジャマキートさんのリクエスト。
ポテトサラダ。卵をくずすのは涼さんにやっていただいた。
炭火焼三点盛。黒毛和牛、ブランド豚、燻製の鶏。
パスタ2種は涼さんに選んでいただいた。ボロネーゼとトリュフ入りきのこのクリームソースのパスタ。
頼んだお料理のどれもがかなりおいしかった。ごちそうさまでした!
そして、受講してくださった皆様、ゲストの皆様、お疲れさまでした!