昨日はホテルのスパで朝風呂に入ってから、病院に向かった。整形外科のH先生の診察はいつも混んでいるが、先週休診だったこともあっていつもよりさらに混んでいた。
2時間45分（！）ほど待って、ようやく診察室へ。早速膝の状態を見ていただいた。
「ほお、腫れがとれて、ずいぶん膝が曲がるようなってきたな。順調やな。」
「はい。おかげさまで、スペインとフランスにも無事に行って、帰ってきました。」
「それはすごいな。で、ちゃんと仕事は出来たの？」
「はい。空港内の移動は車椅子に乗せてもらえましたし、現地の方のサポートもありました。」
「痛みはない？」
「まったく痛みはありません。」
「でも、まだ少しカクカク音がするな。靭帯が損傷しているのは確かやから、もう少しサポーターで守っておいた方がいいな。それと、正座や、膝をつくような振り付けはしないようにな。」
「はい。そうします。」
H先生は、アスリートやダンサーからの信頼が厚い方だ。私も、H先生にこれまでどれほど救われてきたかわからないほどだ。今後は、運動機能を取り戻し、きちんとしたパフォーマンスができるようにするため、リハビリを頑張るように命じられた。
（この日で終わりかもと思っていた京都通いは、まだしばらく続くことになりました。）（笑）
ところが、リハビリの担当医がこの日休診になってしまったため、急遽リハビリは中止。次回からのスタートとなった。
予定よりほんの少し早く病院の予定が済んだので、神社仏閣などを少し訪問しようかと思ったが、「春節」の影響もあって京都の人気観光地はどこも混んでいるようだ。あきらめて、地下鉄で京都駅に向かった。
そしてランチ。今回選んだのは、JR京都伊勢丹3階JR西口改札前イートパラダイスにある日本料理店「はしたて」（注：料亭「和久傳」が手がけるお店）だ。30分ほど待ち、4人席に案内していただいた。選んだのは、2月限定の「鴨づくしランチ」。
10分ほど待って、ようやく出来上がって来たと思いきや、私の「鴨づくしランチ」が、今入って来て注文したばかりのご高齢の女性のところに行ってしまった！
（え～、嘘！ 絶対間違ってる！）
その女性はすぐに食べ始め、鴨にゅうめんを半分以上召し上がってからスタッフに「これ、頼んだものと違うんやけど。私、鴨嫌いやから」とおっしゃった。
スタッフが大あわてで「すぐお作り直し致します」と平謝り。さらに別のスタッフが私のところに飛んで来て、「別のスタッフがお客様のお品を他のお客様に出してしまって……。今すぐお作り直し致します」と謝る。
とはいえ、30分待ち、さらに10分待ちで、新幹線の時間が迫っていた。
「私、新幹線の時間があるんですけど……」
「10分でできます！」
そして、10分後、「鴨づくしランチ」が出来上がって来た。とても丁寧に作られたおいしいランチだった。鴨にゅうめんも鴨カツ丼（ご飯少な目にしていただいた）も最高。途中で味変もしてみた。ただし残念なのは、大急ぎで食べなければならなかったことだった。（笑）
飲食店は今どこも人手不足で、慣れないスタッフが働いていることが多い。お客様の入られた順番を確認して料理を提供するのは、基本中の基本。それをおこたったに違いない。しかも全然違うメニューを出してしまった。あ～あ。
かなり召し上がってから間違いに気づかれたご高齢の女性はといえば、鴨カツ丼をスタッフに返し、別の丼を注文され、デザートセットをおいしそうに召し上がっていらした。一方、私はギリギリで13時54分京都発の「のぞみ」に間に合った。
（よかった～）
ところが、車内でも思わぬ出来事が――。コンセントが使いたくてA席を予約していたのだが、新大阪からC席に座られていた若い男性が、テーブルにタブレットと食べ物と飲み物を置かれて、絶賛アニメ鑑賞中だったのだ。（笑）
「すみません。私A席なので、よろしいですか？」と言ってもなかなか通してくださらない。私の後ろには行列が。
やっと動く気になってくださったところ、今度は飲物をこぼされ大あわての様子。私はといえば、後ろの席に一時的に入り込んで、行列を通し、掃除が終わるのを待った。
ようやく席についたが、嫌な予感。つまり、C席の男性は相当アニメがお好きのようで、東京までのあいだ誰かが自分の前を通ることは、もうぜったいに許したくないように見えたのだ。
こうして、楽しみにしていたデッキからの富士山の撮影も出来ず、席から撮ったらこんな風になった。（笑）昨日はふもとの方に少し雲があったぐらいで、本当にきれいな富士山だったのに、悔しい！
というわけで、以前撮った同じ時期の富士山の写真を一枚お目にかけます。
次回新幹線の「のぞみ」に乗る時は、「コンセントのことは気にせずC席かD席にする」、もしくは「全席にコンセントがついているN700Sを選ぶことにしよう」と、あらためて思った私でした。（笑）