ウクライナ料理、ジョージア料理、ロシア料理と最近の魔法使い | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

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2022年2月24日に開始したロシアによるウクライナ軍事侵攻。毎日ニュースを見るたびに胸が張り裂けそうになる。私はウクライナ人やロシア人の友人もいるし、ロシア語もずっと勉強してきたので、とても他人事とは思えないのだ。ウクライナへの寄付以外に、何か自分にできることはないか考え続けていた。

 

そして思いついたのが、ウクライナからの避難民のみなさんへのレクリエーション支援。旅行や娯楽といった部分への支援だ。もっとも、私にできるのはダンスを教えたり、いっしょに踊ることぐらいだが。

 

公的機関との連携で始めたが、なかなか進展しない。お役所などにありがちな「たらい回し」が起きているためだ。でもその間に、私はウクライナ語が少し上達してきた。ウクライナ語とロシア語の違いにだいぶ慣れてきて――ウクライナ語の発音は、ロシア語が「ア」と「オ」のあいだぐらいのあいまいな音になる部分でも、「オ」は「オ」とはっきり発音するetc.――、来月ぐらいにはなんとか日常会話のレベルにまで行きそうだ。

 

夫はロシア語やウクライナ語はやっていないが、趣味の料理を通してウクライナの人たちと寄り添おうとしている。そのために料理書も買った。わが家でウクライナやジョージアやロシアの料理が増えてきたため、ビーツはいつでも茹でて使えるように生を常備している。以下は最近の「魔法使い(=夫)」の料理。

 

3月14日(火)。ハモン・セラーノ。タコのサラダ。ウクライナ風マッシュポテト。ラグーのリングイネ、パルミジャーノ・レッジアーノ添え。

 

 

 

 

 

 

3月15日(水)。ビーツ入りアボカドと豆腐のサラダ。写真はかき混ぜる前と後の2枚。ウクライナ風スタッフ・ド・キャベッジ(ロールキャベツ)、サワークリーム添え。この料理の特徴は中にライスが入ること。なお、サワークリームが残ったので、私はたらこと合わせて朝食用のディップを作った。パンはもちろん黒パンだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月16日(木)。温野菜のサラダ。ハモン・セラーノ。前夜の残りのスタッフ・ド・キャベッジの残りを別のソースで、ほうれん草添え。

 

 

 

 

 

 

 

3月17日(金)。根菜の炒め煮。おかか納豆。肉団子鍋。

 

 

 

 

 

 

3月20日(月)。キャベツの塩漬け。おかか納豆。すき焼き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月21日(火)。蒸し鶏の和え物。ブロッコリーの翡翠炒め。水餃子。

 

 

 

 

 

 

 

3月23日(木)。ミモザサラダ。この日は「ロゴスキー」調達のビーフストロガノフ、ライス添え。

 

 

 

 

 

 

3月29日(水)。ハモン・セラーノ。ビーツ入りポテトサラダ、グリーンサラダ添え。シュクメルリ、タリアテッレ添え。この日は日本でもよく知られているジョージア料理だったが、タリアテッレを添えて、ジョージア&イタリアのコラボ料理にしたようだ。

 

 

 

 

 

 

 

3月30日(木)。納豆。キムチ。ポテトサラダ。牛肉と葉にんにくの炒め。味噌汁(ほうれん草、ミニトマト)。

 

 

 

 

 

 

 

4月1日(土)。ハモン・セラーノ。ビーツ入りミモザサラダ。真鯵の干物とウイキョウのシチリア風スパゲッティ・ペペロンチーノ。

 

 

 

 

 

 

 

この2週間に「魔法使い」が用意したウクライナとジョージアとロシアの料理をふりかえると、あらためて共通点が多いことがわかる。つまり、寒さが厳しい土地柄もあって煮こみ料理が多く――水餃子もある――、ビーツやサワークリームを使うこと。食においても共通点が多いウクライナとロシアの戦争が一日も早く終わることを、ただただ願っている。