贖罪 湊かなえ | アタローの読書

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朝からどんよりとした天気で雨が降り出したのですが寒い一日です{{(>_<;)}}





今回読んだ本は「贖罪」です♪





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湊かなえさんの本は5冊読みましたが、どの本も共通して淡々として語る文章です





この話は夏休みに小学校の校庭で遊んでいた5人の内1人エミリちゃんという子が殺害され、残る4人の目撃者の少女達が順番に過去の話から今現在までを辿りながら殺害されたエミリちゃんを発見した状況や4人のそれぞれのトラウマを語っていき、死んだ少女の母親も最後、心境を語るという流れの話です





紗英はおとなしく地味で、なぜ自分は殺されなかったのか?と考えますが、それは自分が大人になっていなかったからと思い込み、25歳になるまでも思い続けます





社会人になり会社の上司から見合いを進められ、とんとん拍子に結婚します





相手の男性はエリートサラリーマンで、実は小学生の時に「空気のきれいな町」に引っ越してきて、フランス人形見学ツアーで一緒に遊んだことのある少年でした





紗英の住む町には各家にフランス人形が必ずといってあり、ある祭の日にフランス人形が盗まれるという事件が起きますが犯人は解らず仕舞いです





紗英は、結婚と同時に夫の海外赴任に伴い生活しますが、夫の性嗜好異常に気づきます





フランス人形にそっくりな紗英に同じ洋服を着せたり生きた人形として扱うのですが……





真紀は小学校の教師になり、ある時プールの授業中に不審者が刃物を持ち乱入、生徒を助ける為に犯人に立ち向かいます





犯人は捕まりますが、生徒の1人が傷つけられてしまいます





真紀の対応は生徒の為に勇気ある行動だったのにもかかわらず思いもよらぬ抽象に遭います





子供の頃から、しっかり者と言われエミリちゃんが殺害され発見した時も3人に指示を出し、親に知らせる、警察を呼びに行く、この場に残る、自分は先生を呼びに行くと行動に移るのですが……





晶子はエミリちゃんの母親に殺害された事を伝えに行き、母親に突き飛ばされ、その時の後遺症を引きずってしまい引きこもりになってしまいます





晶子の兄がたまたまマンションに行くのをすれ違い、心配して来てくれていたので傷の手当てをしたりと守ってくれます





その兄が結婚相手を紹介しに来て、同級生で不幸な環境にいる子持ちの女性でした





兄も結婚し、連れ子の若葉という女の子共仲良くなります





ある夜、忘れ物を届けに兄の家に行き、あの優しい兄が若葉に……





由佳は不倫相手の子を身ごもってしまいます





小さい頃から由佳には身体か弱い姉がいて、母親も姉にばかりかまい、由佳はことはそっちのけだったのですが、あの事件が起こり、それをきっかけに由佳をかまってくれるようになります





エミリちゃんが殺害され警察に伝えに行った時の優しい警察官のことが忘れられず、姉が結婚相手を連れてきた男性も警察官であり、段々と姉の夫を好きになってしまいます





実は姉の夫の子を身ごもってしまったのです……





エミリの母・麻子は事件から3年後に4人の少女を自分のマンションまで連れてきて4人に、





「わたしはあんたたちを絶対に許さない。時効までに犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できるような償いをしなさい。そのどちらもできなかった場合、わたしはあんたたちに復讐するわ。わたしはあんたたちの親より何倍もお金も権力も持っているのよ。必ずエミリよりもひどい目にあわせてやるわ。エミリの親であるわたしにだけは、その権利があるのだから」





麻子の4人に対して言った言葉が負の連鎖になってしまい4人は不幸になってしまいます





まだ小学生の高学年にもなっていない子供たちにもかかわらず、そんな言葉を投げつけられてしまった4人には相当に恐ろしかったにちがいありません





この本を読んでいる間、ホラー小説を読んでしまったのかという感じがして怖かったです((゚Д゚ll))