異空間神社           小松寺の平重盛 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

おいおい あんな所に神社があるぞ

あれはどことなく面妖な気配だ

行ったら戻れないところか?

かもしれないね 行ってみたいけどね

(画像と本文は直接の関係はありません)

 

 

 平重盛、その墓所が茨城県中部の里山にある。重盛は平清盛の後継者で、清盛亡き後は平家一門を束ねる立場にあった。だが、源平合戦の始まる前年に親の清盛より2年早くなくなり、そして清盛亡き後、わずか4年後の1185年に平家はあっけなく滅亡する。有能と言われた重盛が存命ならば、平家の滅亡はなかったかもしれないとも言われるが、歴史にもしもはない。さて、どうなったか?

 それにしても清盛の後継者、重盛の墓所が東国の、しかも坂東の地にあることは意外なことで、それにはいろいろといわれがあるが、一族の終焉を見ることなく逝った重盛に何故か心惹かれ、重盛の墓所のある小松寺に行ってみることにした。

 5月4日、茨城県の笠間盆地を走る国道50号線沿いのスーパーに排気量110ccの小型自動二輪、スーパーカブ110プロを停め、飲み物とパンを買って、駐車場の片隅で昼飯を食べる。ゴールデンウイークとはいえ、有名観光地でもなければさほど混んでもいない。

 国道50号線を離れて、北の低山帯を目指し、中山峠を越え、茨城県城里町に入ると、藤井川ダムの近くにあるキャンプ場に着いた。キャンプ場の向こうの山が白雲山(140m)。あの山を越えて重盛の墓所がある小松寺に向かう。山越えしなくても小松寺には行けるが、山越えの方が面白そうだ。

 キャンプ場の中に山羊がいた。何故いるのかわからないが、他にも何匹かいるようだ。

 遊歩道を歩くとやがて白雲山の展望台への山道に。山頂の展望台までは比高100m。20分ほどの低山登りだ。

 これが山頂の展望台。といっても木に囲まれて展望はなし。里山の展望台あるあるだ。

 展望台から道を進むと、キャンプ場に降りる周回路と小松寺に向かう道に分かれる。ちゃんと道標もあったのだが、小松寺に向かう道はすぐに藪に消えてしまった。もう久しく辿る人もなく、道は藪に飲まれてしまったのだろう。元々が沢沿いの径なので、このまま藪を下って行けば、小松寺近くの県道に出るはず。と言って進んだものの、これがかなりキツイ。とはいえ、登り返して戻る気には到底なれず、とにかく藪を下った。

 まだ5月初旬なので、藪の繁茂もまだましだったが、それでもかなり苦労して、ようやく県道に出てほっと一息をつく。

 道に出てしまえば小松寺の山門はほど近く、木漏れ日の参道は涼しくて心地いい。

 寺の裏山を登って行くと平重盛の墓所に。花に飾られた墓所の門は固く閉ざされて、墓所に近づくことはできない。賽銭箱に小銭を入れ、手を合わせて合掌。そして道を引き返す。

 平重盛ゆかりの観音堂。そして参道を降りて、県道を歩いてキャンプ場に戻る。道々見る低山はひたすら地味なのだが、それが案外心地よく、心落ち着いて、田舎道のそぞろ歩きもいいものだ。茨城県央の山がちな城里町。のどかなものだ。

 

 

 さて、新参仔猫のスモモも我が家に来て一か月半になるが、先住猫の黒猫クーさんとの距離もかなり縮まってきた。

 スモモはとても活発な子だ。まるで野栗鼠のように飛び回っている。猫というより栗鼠の動きだ。もう生後半年になるが、ヤンチャさは相変わらずだ。

 クーさんは老猫なので、とてもスモモの動きにはついていけないが、スモモのことは気に入っているようだ。クーさんが疲れないように、2匹のエリアは分けているのだが、クーさんがスモモのエリアの扉の前に来て、入りたそうにすると、扉をあけ放つ。スモモにしつこくまとわりつかれると「あっちへお行き。」という感じで唸ったりするが、なにくれとなくスモモを気にかけている感じだ。スモモが成猫になれば、2匹でまったり寄り添う姿が見られるだろう。

 

 

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