夜の街の憂鬱               ビッケブランカ「まっしろ」 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

昔のことは忘れた 

本当はおぼえているけど 

今は先に進みたいから

 

(画像と文章は直接の関係はありません。)

 

 

 僕と娘が好きなビッケブランカ。その「まっしろ」の一節。

 

<誰にも見つからない

街の灯もともらない

交差するクレーンを

ひとり見上げた

今は叶わないことばかりのまま

ただあるいていこう

 

冷たさが吹いてきた

悲しみがこみあげてきた

降り積もったすべてよ

時を超えてよ

そして今までなんてなかったように

はじめていこう> 

 

(ビッケブランカ「まっしろ」より。)

 

 

 このフレーズが好きだ。過去を消すことはできないし、そのつもりもないけれど、<いままでなんてなかったように>、この言葉には、いつもひきつけられる。誰かとエスケープした時、誰かと人生のジャンプをした時、<いままでなんてなかったように>、そうしてきた。だから、それは懐かしい言葉だ。

 

 

 

 2月11日(土)、茨城県桜川市(旧岩瀬町)の御嶽山(231m)に行ってきた。

 登山口の小さな駐車場に排気量110ccの小型自動二輪、スーパーカブ110プロ(カブプロ)を置き、山頂の御嶽神社の参道(登山道)を登る。比高130m、往復1時間だから、ほんの軽い山歩きだ。この日は比較的暖かい日だったので、バイクで走る距離をのばしてみた。それにしてもカブプロは安定したバイクだ。実はデザインがとても気になるバイクがあるのだが、それは信頼性という点でかなり厄介なバイクだろうから、買ったとしても、カブプロ君と二頭立てになるだろう。信頼性の高いバイクが1台ないと、とても持てない厄介者だ。ケチケチ節約してヘソクリを貯めているが、さて、そのデザイン性だけの厄介なバイクはいつ買えるのだろうか? まあ、のんびりいこう。

 夏に来た時は鬱蒼と暗かった杉林も、冬は妙に明るい。

 光あふれる杉林も冬ならではだろう。杉は落葉しないのだが。

 もうすぐ御嶽神社。御嶽神社は山道を歩いてしか行けない神社だ。

 微笑む狛犬が迎えてくれた。

 御嶽神社の拝殿。よくまあこんなところに作ったものだ。地図を見ていて、登山をしないと行けない神社を新たに三か所見つけたので、暖かくなったら行ってみよう。

 神社のすぐ裏、このあたりに三角点があるはずなのだが、三角点にこだわっていないので、特に探さない。たぶん、このあたりが山頂のはず。前日の雪はすぐに解けて、かすかに残っているだけ。たぶん、このあたりも夜に雨に変わってしまったのだろう。

 頂上直下からの眺め。JR水戸線の走る旧岩瀬町市街と向かいの富谷山(356m)。

桜川市岩瀬町と笠間市にかけて、八溝山地の地峡部が走っている。交通の要衝でもあり、この地を巡って宇都宮氏と益子氏が争い、益子一族は敗北して常陸北部の佐竹氏の家臣となるも、敗残の一族は重臣にはなれなかつたようだ。なんとか召し抱えてもらったということ。それだけでも幸運ではあったろう。

 

 

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