春待つ妖精         ここも山城だったか | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

まだまだ寒いね

でも明るくなったよ

春はもうそこにあるよ

 

(画像と本文は直接の関係はありません)

 

 

 2月4日(土)、久々の暖かい陽気の日。この時期の風のない穏やかな日和は貴重なので、少し遠出をしてみようと、久々に茨城県桜川市の雨引観音楽法寺に行ってみた。行きたい場所はたくさんあるが、まだ1日200km走るのは寒い。とりあえず、楽法寺の駐車場の隅に排気量110ccの小型自動二輪、スーパーカブ110プロを停め、雨引山(409m)に登ることにする。

 ところで、バイクのフロント部分に小さなツールバックをつけてみた。バイクショップのものは結構値が張るので、通販で千円のなんちゃってレザー品を買った。作りがやわで、まがいもの感たっぷりで、ステッカーを張るのとどっこいの感じだが、本格的にカスタムをするお金もなく、少しはポイント付けになればいいと思ったのだが、あまり目立たない。でも、個人的にはなんとなくしっくりくるので、まあいいか。

 楽法寺から見た雨引山。山容が穏やかなのは、稜線がなだらかなせいで、斜面は意外に急峻だ。これがこの優しい山の歴史的に別な一面となる。

 裏手の登山道に入る前に、本堂で参拝。ちょうど読経の時間で、境内には読経の声が鳴り響いていた。修行僧のいる寺を感じる。

 本堂となりの宝塔。落ち着いた、趣のある歴史的建造物。

 登山道に入り、急峻な山腹を斜めに切った道を小一時間ほど登ると、斜面の急峻さと打って変わって、わりと広くてゆったりとした稜線に出る。頂上はすぐそこだ。

 雨引山には何度か登っているが、素人の僕でも、もしやこれは「堀切」で、山城の遺構では?と思う場所が稜線にある(写真ではわかりにくいが。)。そして最近、雨引山頂部に城があったという調査結果を知った。それはごく最近のことで、詳しいことはまだわからず、「城跡」ということも一般には広く知らされていないようで、城将の名やどの勢力のものかも、よくわかっていないようだ。

 山頂から見た筑波山方面。国人領主だった真壁氏(戦国末期には佐竹氏に臣従)の所領で、ここが真壁氏の支城の可能性もある。下野(栃木)の宇都宮氏やその南の勢力の結城氏との関りも考えられる(宇都宮氏も結城氏も、ともに関東八屋形に数えられた名門大名。)。記録にはないが、楽法寺の僧兵の詰め所とか。素人があれこれ想像してみる。最近になって見つかった城なので、どんな見解が出てくるのか楽しみだ。

 

 山腹の道。斜度はかなりなものがあって、山城にはうってつけ。今でこそ呑気に山歩きをしているが、世が世ならば、近づけば、間者とみなされて、矢で射殺されても文句は言えない。戦国の城だった頃は、視界を確保するために、樹も切り払われていて、さぞかし要塞然としていたことだろう。

 

 

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