灰色学士と小夜    ポーの一族 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

それは今から100年も前のこと

旧家の離れに封じられていた物の怪の少女小夜

その小夜に恋をしたのは不治の病の青年

青年は小夜の封印を解いて自分も人間であることをやめた

灰色学士となった青年は小夜と一緒に黄昏森に逃げ込んだ

それからずっとふたりは一緒

 

 

 

 

 

バンパイアの少年、エドガーは人間の少年アランに言った。

 

きみもおいでよ ひとりではさみしすぎる

 

そうしてアランはバンパイアになって、ふたりは止まった時を旅する。

 

萩尾望都の漫画、「ポーの一族」のワンシーン。

僕はこのシーンがとても好きだ。

 

きみもおいでよ ひとりではさみしすぎる

 

この言葉がとても好きだ。

この言葉を先に言ったのは、僕だったか、それとも奥さんだったか、

どうもよくおぼえていないのだけれど、

もしかすると言ってすらいなかったのかもしれないけれど、

 

あれからずいぶん時が過ぎたけれど、

あれからあんまり変わっていないような気もする。

 

 

 

今年初めてのウグイスの声を聴きました。

 

 

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