黄昏森に住む精霊兎の「あたぎ」です。なんで「あたぎ」というのかというと、これは黄昏森とは関係のない、僕の娘の話なのですけれど、娘が言葉を喋り始めた頃、ウサギのことを「あたぎ」と呼んでいました。それがとても可愛らしくて、僕や奥さんまでウサギのことを「あたぎ」と呼んでしまっていたのですけれど、やはり言葉はきちんと教えなくてはと思い、「あたぎ、じゃなくて、ウサギというんだよ。」と教えたのですが、それがなんとも残念に思えたのです。そのことを思い出して、このウサギのような人形を「あたぎ」と名付けました。不思議の国のアリスでは三月ウサギというトリックスターがいますが、「あたぎ」も、ちょっと風変わりなキャラクターにできたらと考えています。
このところ、ホットケーキミックスを卵黄でといたオカユ練りを釣り餌に使っているのですが、結構手際よく作れるようになって、今回はごく少量のホットケーキミックスで作れました。そのぶん卵黄の比率が高くなるのですが、それでも結構甘いです。ただ、お菓子作りにまわせる量がなくなってしまったので、残った卵白はメレンゲにせず。油で揚げておかずにしました。
日曜の午後いっぱい近所の用水路で釣りをするつもりだったのですが、あいにくの強風、堤防から川を見ると、川浪がすさまじくて、釣りをする人も漁をする人もいませんでした。さすがに用水路は波が起こることはありませんが、あまりの風で竿を出しても凧揚げ状態でとても釣りにはなりません。おまけに雨まで降りだす始末。
買い物などをして時間をつぶしていると、4時過ぎに風も雨も止んで静かになりました。そこで、夕まずめという魚がよく釣れる時間帯を狙って、小一時間ほど用水路に釣り糸を垂らしました。鮒がよく釣れました。正味40分ほどで15匹。
写真は20cmほどのマブナ。タナゴ竿では20cmの鮒は抜き上げられないので、たも網で取り込みます。竿が細いのでグイグイ引っ張られます。もう夕闇が近づいたころ、かなり大きいのがかかり、逃げられました。夕まずめは実は逢魔が時、現世と異界がつながる時間。もう帰れということなのでしょう。釣った鮒を逃がして、そそくさと帰りました。薄暮の中、妖しさと楽しさがないまぜになったような不思議な時間です。
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