薄紅丸霊   人と違うことをする人 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

薄紅丸霊です。頭にピンクの玉を乗せた何やら得体の知れないものです。自分で作ったくせに何だかわからないんですね。ネズミじゃない、タヌキじゃない、フクロウでもない。それじゃ何だと言われても、とんとわからなくて、困ってしまいます。頭にピンクの玉を乗せているので、ピンク玉ちゃん、とでもしようかなと思ったのですが、どうもピンと来なくて、どうしたものかと考え込んでしまいました。そんな時、ふと、霊という文字が浮かびました。霊は「たま」とも読むんですね。どのみち精霊なのだし、わけのわからない精霊ということで、玉を霊に変えて、薄紅丸霊と名付けました。

 

 

 

 

 人が生きていくとき、得体の知れないものに近づかないということは、鉄則のようにも思えます。やはり安全第一、よくわからないものには近づかない。先の読めないことには手を出さない。子育てから、学校の教育まで、これは原則となっていると思います。

 

 良い学校に入って、良い会社に入って、無難に人生を送る。どんなにそう思っても、そうは問屋が卸さない世の中になってしまいましたが、それでも安全第一の従来の価値観はそうは変わらないようにも思えます。だって、安全を求めるのは生き物の一種の本能で、それはそれで自然なことだと思うので。

 

 それでも、得体の知れないものというのはいつでも魅力的で、人を惹きつけるものでもあるでしょう。生き物で、他の個体とは違った行動をとるものは必ずいるものです。あえて危険を冒す。それもまた自然なことだと思います。ある生物がみな同じ行動をとるとしたら、その先に待っているものは、一網打尽の滅亡でしょうから。

 

 人と違うことをする人がいる。それは自然なことだと思うのです。

 

 

 

ブログランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります。


人形・ぬいぐるみランキング にほんブログ村 ハンドメイドブログ 布人形へ
にほんブログ村