襟巻熊さん  群衆の不安が不安を確定する | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

襟巻熊さんです。このところ人形よりもぬいぐるみを作っています。なんだかフワフワモコモコしたものが作りたくなってしまいます。ふわ~っとして、モコっとしたものがいいんですよね。世相がずいぶんとギスギスしたものになっていますからよけいですね。

 

 

ところで社会心理学の分野で、「予言の自己成就」という用語があります。詳しく書くと長くなりますので、その一部(あくまでも一部です)を僕の印象として書きます。

 

不安に駆られてとる行動は、その不安を確定化する。

 

 トイレットペーパー、どこにもありませんでした。まあ、なんとかなると思っているので、特別買おうというのではなく、興味本位でいろいろお店を巡ってみたのですが、トイレットペーパーだけではなく、代替品になりそうなものもなくなっています。誰かの、おそらくぼろ儲けを狙って流した発言で、不安に駆られて人々が買い漁った結果、「トイレットペーパーがなくなる。」という予言が現実化しました。過去に起こった銀行の倒産でも、経営不振のデマを流されて、不安に駆られた預金者が預金の引き出しに殺到して、人々の「銀行がつぶれる。」という不安が現実化しました。このように群衆の不安は、その不安を現実化するものだということがわかります。

 たとえば未知の病原体が出現したとき、まだその性質がよくわかっていない段階では、公衆衛生の専門家は最悪の事態をシュミレーションするのが常套でしょう。ですが最悪の事態をシュミレーションしながら冷静に行動することが市民には求められます。群集の心理が不安に流されて、その群衆としての行動が結果として経済を低迷させ深刻な不況を引き起こした時、生活水準が下がり、栄養状態、衛生状態も悪くなります。そしてその時こそ、普段は雑魚のような取るに足らない感染症の蔓延に苦しむことになるでしょう。

この変異コロナウイルスについて、僕は何かを語る詳細なデータを持っていないので、発言は差し控えたいと思いますが、確証のない不安は一切持っていません。癌後遺症をもっている身としてはリスクを抱えているのですが、準備はぬかりなく、しかも醒めた目で冷静にしていることが、今ひとりひとりに求められていることだと考えています。群衆が不安に駆られたとき、それで不安と言う予言が確定してしまう。過去の歴史にそんな例はいくらでもあるでしょう。とにかく、落ち着きましょう。

 

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