初詣に何を願う またアニメ脳が すべての「すみっコ」のために | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

今日は家族そろって初詣。うちから車で20分程の、ちょっと名の知れた神社。ここ十数年はいつもそこに詣でています。今年は何を願おうかなどと考えているうちに、ふと気になったことが。

僕の好きなアニメで、フェイト・ゼロという魔術師もののアニメがあるのですが、(初詣の前に何を考えていることやら。)、その主人公の魔術師、衛宮切嗣のことを考えてみました。この物語の主題は、「全体の正義と個の救済は相いれない。」という身も蓋もないものだ、と僕は勝手に解釈しているのですが、この主題は、衛宮士郎を主人公とする続編のフェイト・ステイナイトで昇華されていきます。

ストーリーを書いていると長くなりますので、たとえで書きます。

ここに100人の人がいるとします。そのうち99人を救うために1人を切り捨てなければならない。そんな状況では1人を切り捨てざるをえないでしょう。そして次に残った99人のうち98人を救うために1人を切り捨てる。そしてさらに97人を救うために、96人を救うためにと、次々と1人を切り捨てていく。このことが続いていきます。衛宮切嗣の人生とはこのようなものでした。その中で切嗣の心は引き裂かれていきます。何かを救うために、常に何かを切り捨てなければならない不条理を終わらせるために、切嗣は聖杯戦争に臨みますが、その結末はひとつの都市の消滅でした。その業火の中から士郎という少年ひとりだけしか切嗣は救い出せませんでした。結果として、100人のうち99人を切り捨ててしまったようなものです。

士郎少年は切嗣の養子となり、衛宮士郎として「フェイト・ステイナイト」の主人公となりますが、病で亡くなった切嗣のことを、「誰かを助けたかったのに、すべてを取りこぼした男、でもその願いだけは本物だ。」、と考え、切嗣とは違った道を歩み出します。

さて、僕の願い事とはなんでしょうか。

「うちのすみっコ(娘)に手を貸してやっていただけませんか。」、とお願いしようと思ったのですが、やめました。切嗣や士郎のことを思えば、「すべてのすみっコのため」にお願いすべきなんですが、それでは大げさで気恥ずかしいので、とりあえず、「帰りのスーパーでいい食材が買えますように。」、と5円玉を賽銭箱に投げました。そうしたら、普段では買えないような高級卵が特売で安くなっていたので、買いました。ご利益、あったようです。

なんだか新年早々、アニメ脳全開でした。まったくいい年をして。

それと、屋台で鳥のから揚げを娘の分も2カップ買ったのですが。もう冷え冷えで食べられたものではありませんでした。妻は「え~っ、それで1000円。」、と驚き、息子は「神社フードはそんなもんだろ。」、と笑っていました。娘は、「家であっためる。」、と一言。

 

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