あけましておめでとうございます。今年初めての画像の投稿です。
真珠貝の精霊ピンクです。黄昏森の水源の池に住んでいて、月の夜に水底から上がって来て、池の守り人の河童のクウとお喋りをします。淡水真珠というと黒真珠が知られていますが、ピンク色にしてみました。えっ、貝に見えない。まあ、そのあたりはご容赦を。
昨日は大掃除をほっぽり出して(毎度のことですが)、映画の「すみっコぐらし」を家族で見てきました。他の家族はもうすでに一度見ていて、二度目なのですが、見る機会を逸していた僕に付き合ってくれました。
県境の市の映画館に行くと、やはり小さな子供さんを連れた家族連れが目立ちました。最初は子供たちの声があちこちから聞こえていたのですが、そのうちシーンと静まり返って、終わりにはすすり泣きの声も。せつなくて、やるせなくて、そしてやさしい映画でした。娘も妻も見るのは二度目なのに涙ぐんでいました。
考えてみると、うちもすみっコみたいな感じです。僕がしろくまで、妻がねこ、息子はぺんぎんで、娘はとかげ。僕と息子は、見かけこそ隅っこにいませんが、それでもどちらかというと、すみっコなのかなと思います。娘は自分の部屋では、すみっコのぬいぐるみたちに囲まれています。冬なので、もこもこのパジャマで娘が家をうろついていると、妻は、「リアルすみっコみたい。」と言います。
見終わって思いました。別にこの世が桃源郷じゃなくてもいいから、せめて、すみっコたちが安心していられる片隅を残しておいてくれないかなと。すみっコをそっとしておいてくれないかなと。もちろん、すみっコが、すみっコとして生きていける生活術を身に着けることも大切なことですが。そういうことを模索してみようかなどと考えてしまいます。新年早々しみったれたことかもしれませんが。
ブログランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります。