ゴクラクドリ  そして、なんで彼らは死ななきゃならなかった | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 ゴクラクドリです。「ゴクラクジョウド」という幸せな世界から黄昏森に飛んできて、そのまま居着いてしまいました。幸運を呼ぶ鳥として、黄昏森のみんなから大切にされています。でも、黄昏森のみんなは誰もが幸せなので、ゴクラクドリは別に何もすることがありません。それをシアワセというのでしょう。

 

 台風19号での死者は95人になってしまいました。そのうち通勤や仕事中に亡くなった人は15%だというので、14人でしょうか。天気予報の番組では、「不要不急の外出はけっしてしないで下さい。」、と呼びかけていました。それだけ外に出ることは大変危険だということです。

 あの台風の中、仕事に出ることは「不用」ではないまでも「「不急」とは言えないでしょう。救命救急のしごとならいざしらず、普通の仕事をしている人については「不急」だと思います。仕事とはいえ、わざわざ命の危険を犯す必要はないでしょう。でも、何があっても仕事を休めないという無言の圧力があって、どうしても仕事に出かけてしまうのでしょう。僕らの中に、何があっても仕事を休んではいけないという意識がしみついている象徴的なニュースだと思いました。

 思えば、過重労働の中で、体や心を壊し、あげくは命をおとすこともあることが日常になっている今の世の中。病気で高熱を出しても、休むことに罪悪感を感じてしまい、無理して出勤する。それで幸せでしょうか。どうやら、健康や命よりも「仕事」の方が大事なようです。そんな、僕らを幸せにしない「仕事」って何なのでしょうか。

 言おうかな。

「働きたくないでござる。」

 

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