息子は定時制高校に通った。
勤労学生でもないのに、
中学まで不登校をしたせいで定時制高校に通うことになった。
全日制高校には入れなかった。
昼も遅くなってから息子は家を出る。
そんな息子を近所の人は怪訝そうに見た。
大丈夫、中学の制服も着ずにフリースクールに通ってたし。
いろいろ言われていたのは今にはじまったことじゃない。
校門では全日制の生徒とすれ違う。
俺も不登校しなかったらあの中にいたかな。
いくどもそんなことを考えた。
それでも黙々と息子は夜の学校に通い続けた。
働いてないから、勉強はちゃんとやらないとな。
大学だって行ってみたいし。
通信制高校の単位履修生にもなっていたから、
休みの日に遠く離れた学校に朝早く起きてスクーリング授業に出かける。
3年で卒業して進学する。
気が付けば、長い不登校が嘘のように学校に通い続けていた。
やっぱり俺、手に職をつけて就職する。
自分より成績が低い生徒が大学に進学するなか、
進学組の生徒がみんなそうするように、
通信制高校の単位を足して3年で卒業して専門学校に入学した。
これが息子の高校生活のあらすじ。
書けばいくらでも書けるけれど、今日はこのくらいで。
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