不登校児の高校進学 定時制高校があるじゃん | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 息子の高校進学の道は閉ざされたかのように見えた。でも、たとえ学習指導重視のフリースクールに通っていて、地元の中学に通う友人がいるとしても、中学に1日も通っていないということで、息子も親も一般ルートから外れているのだ。一般ルートで物事考える習慣なんて、とうにぶっ壊れている。全日制高校がなければ、定時制高校でも通信制高校でもあるじゃないか、なんだったら学校に行かないという選択だってある。といっても、当面自分のやりたいことが明確でないなら、やはり進学した方がいいだろう。そこから始めてどんなところでも行けるはず。親子で話し合った結果、定時制高校を受験することにして、そして合格した。

 定時制高校というとポジティブなイメージはないだろう。なかにはそれで人生オワタと考える人だっているだろう。でも定時制高校から様々な道に進んでいく生徒たちがいる。大学や専門学校に進学するの者はもちろんのこと、役者やミュージシャンになったり、世界放浪の旅に出たり、地道にしっかりと就職したり、いろいろだ。人生詰むか詰まないかは、自分に限界をつけるかつけないかだ。

 それと、定時制高校には息子にとっていい面もある。学校行事はほとんどなくて(全日の文化祭に混ざって参加するくらい)、常に一定のペースで授業が進んでいくだけで、こだわりが強くて、一定のペースを保ちたがる息子にはとっつきやすい。それと、一般の学校に比べて訳アリの生徒が多くて同調性が低いこと、それだけに人間勉強には最適で、これが息子の「こだわり」の強さをほぐしてくれる可能性がある。不登校児とその親は、とかく悲観的に物事を考えがちだけど、悲観的になって縮こまるより、都合よく考えてトライ&エラーを繰り返していった方が楽しいだろう。でも心は振り子のように揺れるから、楽観的になっているばかりではないし、ドロップアウトしていく生徒たちも実際いたから、手放しでおめでたくなってもいられなかったのだけれど、息子は通信制高校の単位履修生にもなって、修業年限4年のところを3年で卒業して専門学校に進学した。(ダブルスクールの制度を活用しました。)

 ともあれ、息子は高校入学から一気に不登校を脱したのだけれど。それは定時制高校のある種の魅力がそうさせたのかもしれない。少なくとも僕は定時制高校が魅力的に見えた。ここではざっくりと書いただけだけれど、折に触れて定時制高校について書いてみたいと思っている。

 

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