魔女のアニーは先日紹介した魔導士ゴロツキのお姉さんです。いや~、全然似ていませんね。
心優しいアニーは黄昏森のみんなからもお姉さんのように慕われています。
ところで、 ずいぶん前のことになりますが、アニメの「さよなら絶望先生」をよく見ていました。
主人公の名前は姓は糸色(いとしき)、名は望(のぞみ)、糸色望です。この名前、よく見ると「絶望」ですね。それでもって学校の先生をしているので、「絶望先生」なわけです。この絶望先生、物事をなんでもネガティブにとらえ、実にしょうもないことで絶望して、よく首を吊ります(けっして死にませんが)。絶望先生とユニークな(というより奇妙な)生徒たちとのやりとりはとてもシュールでした。
「さよなら絶望先生」を見ると不思議とカタルシスを感じます。「僕は○○○に絶望したあああ~。」という決め台詞が心地よくさえなってきます。なんでかなと考えたら、ああ、そうかと納得。今の世の中、なんでもかんでもポジティブに、前向きにと脅迫的に駆り立てられているように感じられます。それがかえって息苦しいんですよね。落ち込むときにはちゃんと落ち込んで、暗い歌でも聴いて膝をかかえていたいです。たとえば接客でずっと笑顔を貼り付けているのもストレスですね。あんまりポジティブや前向きを求められると、それも息苦しいので、絶望先生が「絶望したあああああ。」と叫んでくれると気が休まります。お笑い芸人のヒロシのカレンダー「日めくりまいにちネガティブ」もいいですね。
ちなみに、「絶望先生」の弟は医者なのですが、名前が糸色(いとしき)命(みこと)で、糸色命。すなわち「絶命先生」です。この医院、ちょっとかかりたくないですね。
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