昨夜はけたたましい警報でウトウト
していたところをたたき起こされました。
スマホを見たら、地震警報。
「地震だって！」というお嬢に、
「すぐに外でろ！」とダッシュ。
警報が鳴ってから30秒もたたずに
屋外に居ました。
（揺れるのを待ってたくらい・・・）
地域の防災放送も一斉になり始めて
『大地震に備えてください！』と
言ってる・・・
「こりゃついに来たか！南海トラフ！」
と思ってしまいましたよ。
南海トラフが起きたとしても、
きっとこんな感じで着の身着のまま
外に飛び出すんだろうな～って・・・
築百年の古民家ですからね・・・
南海トラフで倒壊は免れないだろうと、
日ごろから、すぐに外へダッシュする
ようにしていますが・・・
ここで、動かないのが年寄りなんよ・・・
これぞ、『認知バイアス』よね・・・
『大丈夫だろう、今までも無いんだから…』
そんな反応です。
「あんた・・・死ぬで！そんな
のん気なことを言ってたら・・・」
台風の時も、地震のときも避難するという
行動に移そうとしない年寄りが居ると、
本当に災害時には困るのよ・・・
警報が鳴って屋外に待機していた私たち。
それからしばらくして、揺れがやってきました。
岡山県南では震度3くらいだったので
それほど大きな揺れは感じませんでしたが、
安普請の工房の方はガタガタ揺れてました。
母屋は免震構造で作られてる木組みの
構造と、柱や梁の太さが違うので
びくりともせず。
たしか、ひいおばあさんの話では
「よその家の倍は柱を入れとる！
ウチの家が倒れるくらいなら村中の
家は建っとらん！」と言ってたから、
まあ古民家のわりに
丈夫に作られているのかも。
その後、ニュースをつけながら
すぐに防災準備。
貴重品や常備薬をまとめ、
当面の着替えやタオル類、ペーパー類は
車にいれて、いつでも避難できる準備をして、
保存食や水を持ち出しやすいところに
移動して、自分たちも寝間着ではなく
普段着で待機しました。
懐中電灯を枕元に置いて、スマホと
車のカギはポケットに・・・
こういう時に、サバイバル脳な
私はさっさと行動に移しますが
年寄りは寝巻のままなんの準備も
しようとしません。
（のん気に、洗濯物を干してるし・・・）
「こういう時に人間の認知能力とか
行動力とか、切り替え力とか・・・
出るよね・・・」
「なんで年寄りは避難行動を
取らないんだろうね・・・」
普段から、サバイバルな親に
鍛えられてるお嬢の行動は早かったけど・・・
認知バイアスのかかった年寄りは
動かず・・・困るんよね・・・
（一人こういう家族が居ると、
避難行動が遅れるから・・・）
それにこういう機会に避難訓練として
動いていないと、実際にものすごい
揺れを経験したら頭がパニックになって
冷静な行動はとれないと思う・・・。
（枕を抱えて右往左往するとかね・・・）
警報が鳴ってるときに、一見
冷静だから動かないで考えてるように
見えるけど、あれは多分思考停止
してるだけなんだろうな・・・
（それが証拠に、今やる必要のない
洗濯物を干してみたり・・・）
逃走か・・・
闘争か・・・
瞬時に判断して、身体に回避行動
を取らせるためには日ごろから
非常事態を想定してないと動けない！
『そんな災害はくりゃあせん！』とか
思い込んでると、いざという時に
動かない！（動かないんじゃなく、
思考停止してるから動けないんよね・・・）
日ごろから、備蓄にいそしんでる
妹も、たいして揺れなかったから
大丈夫だろうって、普通に寝ちゃったって・・・
「おい！」
（防災への意識が高いんか？低いんか？）
なんだろうね・・・
やはりいざという時に瞬時に
対応できる頭と身体を作るには
一日ではならず！よね・・・
日ごろの準備と、心構えと
シュミレーション・・・
熊本地震では翌日の地震の方が
大きかったので、まだ油断は
出来ませんよ。
保存食を見たら、消費期限が
迫ってるものもあったので
入れ替えておこうと思います。
皆様も、今後一週間は強い揺れに
注意とのことですので準備を
しっかりして、減災に務めてくださいね！
